「君の素顔は美しい」
「日本語がお上手ね。でも、私、化粧しているのよ」
「化粧してても美しい」
女性はぶいと顔をそむけて行ってしまった。
そこで、年上の女性にも声をかけてみた。
「君は化粧が美しい」
「馬鹿にしないで」
女性は青年を平手打ちにして行ってしまった。
しょげていると、派手なドレスを着た女性が近づいてきた。
「君のすべてが美しい……」
一緒にダンスをしたあと、タクシーでホテルに向かう間、青年は相手のスカートに手を触れてギョッとした。慌てて車を降りて逃げ出そうとすると、ドレスを着た相手が叫んだ。
「ちょっと、お客さん、待って!」
「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
https://podcasts.apple.com/jp/podcast/qing-kong-wen-ku-no-zuo-jia/id504177440?l=en
https://twitter.com/lebleudeciel38
Telegram
https://t.me/takanoatsushi
GETTR
https://gettr.com/user/takanoatsushi

にほんブログ村

人気ブログランキングへ
ランキングはこちらをクリック!
Twitter、facebookでの拡散、よろしくお願い致します!