2024年12月22日

チャクラ・中央の柱・大周天

 気功を習得するには、まず、気の感覚をつかまなければならない。自分の場合、丹田に気を集める練習から始めた。つま先立ちになり、両腕を前に突き出し、掌を上向きにして握り、呼吸をしばらく止めて苦しくなったら、息を一気に吐き出す。その間、意識を丹田に集中して、温かい感覚が集まってくるのを感じる。この練習をしばらく続ければ、気の感覚をつかむのは難しいことではない。
 気功の基礎は小周天である。これは体の前面の任脈と体の背面の督脈に気を流すものである。自分の場合は、蔵密気功(チベット密教気功)の攤死法(たんしほう)で習得した。「フーム」という真言が、頭頂の梵穴に飛び込む際に、白く輝く球になると観想するもので、イメージとともに「フーム」の音を用いることで、容易に「気」を全身に移動させられる。
 チャクラの数は諸説あるが、一般には脊髄の付け根から頭頂までの7つのチャクラが用いられる。一方、カバラの中央の柱の瞑想では、頭頂、首の下、心臓、性器、足の5つの箇所に光の球を観想する、ヨーガのチャクラと比較すると、チャクラでは扱わない足の先も、観想の対象としている。これは気功で言う「湧泉」というツボに相当する。7つのチャクラが気功の小周天の範囲にとどまるのに対し、中央の柱は大周天に相当すると考えられる。
 チャクラ瞑想を平行して行っている場合は、気功の湧泉の位置に、金色の光をイメージして、「ラーム」という真言を唱えることで、頭頂の梵穴から降ろしてきた気(プラーナ)を、湧泉から大地に流すようにイメージするといい。
 全身に気を巡らせることが、大周天を習得する上で欠かせない。攤死法が有効であるが、さらに簡易な方法がユーチューブで紹介されていた。両手を外側に広げるように上げて、掌の間に気が集まってくるとイメージする、それを球の大きさに圧縮して、梵穴に流し込んだら、掌とともに気を、中央脈管を通して丹田に降ろし、さらに左右の足の内側の経絡を通して、湧泉から大地へと流す。その間、体を前屈させて、掌の動きとともに気を移動させていく。
 次に、大地の気を湧泉から吸いこむとイメージし、足の外側の経絡を通して、背中の腎臓あたりまで気を移動する。手を背中まで回したら、今度は上から背中の方に掌を回し、気を引き上げるとイメージして、頭頂まで移動させたら、再び梵穴から気を中央脈管に流し込むのである。これを好きなだけ繰り返せばいい。これについては、以下のユーチューブの動画を参考にした。
https://youtu.be/k8aDR83iwd8?si=vvK5oQVh8UjCGKGD


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2024年12月03日

ロンダ・バーンの『ヒーロー』

 ロンダ・バーンの本を一冊選ぶとすれば、『ザ・シークレット』を人に勧めるのだが、引き寄せの法則を実践した人たちが、どのように成功したかを知りたい人には、『ザ・シークレット 人生を変えた人たち』を勧めたい。
 ここで紹介する『ヒーロー』は、意匠としては『ザ・シークレット 人生を変えた人たち』に近い。違いを言うとすれば、ちょっとした運をつかむのではなく、真に人生で成功を獲得するための方法が説かれている点である。
 成功談と失敗談が紹介されている。失敗した人たちは、常に不満を抱いたり、悲観的になっていたり、あと一歩で成功するところだったのに、生活のために夢を断念したりした。一方、成功した人たちは、常に感謝の気持ちを抱き、自分が本当にやりたい夢のために、努力を続けていったのである。
 宝くじが当たったとか、希望の会社に入れたとかは、引き寄せの法則で実現できるかもしれないが、真の成功者たるヒーローには、棚ぼた式でなれるはずがない。困難にもくじけず、周囲の人々の助けを得て、成功するまで突き進まなければならない。
 余りに簡単に成功したら、その先が続かない。僕なんかも、生まれて初めて文学賞に応募したら、いきなり受賞してしまい、自分が天才だと思い込んだが、小説の書き方も知らなかったから、それ以来スランプが続いている。
 成功しても、続けるための能力が身についていなければ、一発屋で終わってしまう。失敗を糧に努力を続けていけば、天佑とも言うべき奇蹟が起こるという。真のヒーローとなる人間は、今度は他の人を助けたいと思うようになる。そこまで到達した人間が、宇宙意識と一体化できるのである。


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2024年11月28日

ロンダ・バーンの『ザ・シークレット 人生を変えた人たち』

 これはロンダ・バーンの『ザ・シークレット』で説かれた教えを、実践した人々の体験談をまとめたものである。プラス思考で願いごとをイメージするとともに、感謝の気持ちを常に表し、世界に愛を抱くことによって、人生を好転させていった人々の証言である。
 なぜそんなことが可能になるのか。それはインド人が考えたように、精神が現象を生み出すかららしい。つまり、人間が体験している世界は、夢のようなものだからである。物質と精神を別物と見る二元論を、最初から否定しているのである。
 これは現代人が教えられてきた考えと、真逆の思想である。物質がまずあって、そこから生命が生まれ、高等動物になってはじめて、精神を持つようになったが、所詮、意識は大脳の神経が生み出した結果でしかなく、肉体が死ねば、コンピューターの電源を落とすように、意識も消滅するという考えと。
 にわかには信じられない人は、小さなことから始めればいい。ちょっとしたことを願い、それが実現したさまをイメージする。もしその通りになったら、少し大きなことを願ってみよう。ただ運がいいだけなのか、偶然なのかは考えずに。意識したことが具現化するのだとしたら、そんなの迷信だと考えた時点で、何の恩恵も得られないことになる。
 信仰を持つべきかどうかで、パスカルは信仰を持つことを選んだ。その方が神の恩寵を得られると考えたからである。その可能性に賭けるなら、本書のもととなった『ザ・シークレット』を読んで、自ら実践してみるといい。


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