2025年08月11日

放送大学の『英語の軌跡をたどる旅』

 放送大学の英語授業はレベルが高く、英語ばかりでなく文化や言語について、幅広い知識を与えてくれる。放送大学の学生にならなくても、テキストを買って予習し、テレビやラジオを聞けば、放送大学の学生と同様の知識が得られるのである。
 ただ、かつては外国語教材にはCDがついていたが、最近のテキストにはついていない。放送大学の学生でなければ、習った内容を繰り返し耳で聴く練習ができなくなっている。今回紹介するのは、そうした中でも数少ないCD付きの教材である。
 英語の歴史を、ゲルマン人がイギリスを占領した頃から、北方系民族の侵入、フランス語の流入、チョーサーによる英語の復興、英訳聖書の成り立ち、シェイクスピアの英語、アメリカ英語の誕生、英語の未来に至るまで、専門書の内容を詳しく説明し、文型や新出語の例文、内容把握に至るまで、ネーティブ・スピーカーの発音で学ぶことができる。
 ただ、残念なことに、放送自体は終了しているので、頼りになるのはテキストだけである。他の英語教材と比べ、単語や熟語、比喩的な言い回しに関する注釈が少ない。単語レベルでは分かっても、どういうニュアンスで言っているのか分からない箇所が少なくない。放送では詳しく説明されたのだろうが。固有名詞が大量に出てくるので、その辺がとっつきにくいかもしれない。
 CDの録音は、専門性が高い著作を、かなりのスピードで読み上げているので、そのまま聞いても聞きとれないだろう。WALKMANなど速度が調節できる端末で、85%の速さで聞いても、決して遅いとは感じない。それほど速く読み上げているので、抽象性の高い英語を聞き取る練習にもなるだろう。


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2025年03月06日

放送大学の『英語事始め』

 杉田玄白に『蘭学事始』という本がある。それにならって、英語の基礎から学び直そうというのが、放送大学の『英語事始め』である。とはいっても、中学英語しか知らなければ、ついていくのは難しい。高校で英語を学んだものの、細かい文法を忘れてしまった人が復習するのに向いている。
 放送大学の読解教材をCDで聞いて、長文の聴解力もついてきたのだが、いざ何か英語で話そうとすると、若い頃と違って片言しか出てこない。その原因は文法の多くを忘れてしまっていたからだと気づいた。放送大学の『英語事始め』は、そうした人向けのテキストである。
 残念ながら、放送自体は終了してしまっているが、テキストを読んで下線を引き、発音記号など調べながら、繰り返し読み直している。このテキストのよい所は、普通の文法書にはないCDがついている点である。テキストを学習したら、CDを聞くのだが、文法項目別にまず日本語が読まれ、ポーズが置かれるので、その間にそれに相当する英語を答える。次の瞬間、解答の英語が流れてくる。問題がこなれた日本語で、直訳の日本語ではないので、英語で言うのは結構難しい。それでも、テキストで学んだ文型なので、次第に言えるようになってくる。
 今は余り使われていない文法は省略し、実用的な英文法ながら重要な物は網羅しているので、基本的な文型が習得されれば、片言でしかなかった会話が、文として口から出てくるようになる。


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2025年03月02日

放送大学の『英語で道(どう)を語る』

 放送大学では大学生向けに英語の授業をやっている。英語で日本文化の中枢にある「道(どう)」を説明した文章を読んでいく。テキストだけだと理解が不十分になるので、テレビ放送を録画して見ることをお勧めする。45分の短い時間で、90分授業に相当する内容を放送するので、説明を聞いたり見たりしても、書き取る時間がないからである。
 扱われているのは「茶道」「書道」「武道」「仏道」「華道」「日本舞踊」などである。それらに通底する「形の重視」「象徴性」「物語性」のほか、外国から「道」がどのように見られてきたかなども扱う。英語の読解力、聴解力を伸ばしたい人も、日本文化を理解したい人も、充実した内容に満足するだろう。
 扱われた英語は、東京大学大学院教授の齋藤兆史氏が書かれた物だろう。かなり入り組んだ難しい文章で、英語でそのまま理解するならいいが、日本語に訳すとなると容易ではない。こんな高度なことを放送大学では教えているんだと、ちょっと驚いてしまった。しかも、CD付きなので授業で扱った英語を、何度でも聴き直すことができる。英語で書かれた学術的な文章を、耳で聴くことができるようになる。
 放送大学の読解教材としては、『耳から学ぶ英語』『英語で描いた日本』を学んできたが、難しさと面白さでは群を抜いている。英文の読解がいまひとつの人は、『耳から学ぶ英語』から学んだ方がいい。ただし、『耳から学ぶ英語』と『英語で描いた日本』は、テキストが販売されているものの、放送自体は終了しているが。
 講師の齋藤兆史氏の専門は、創作文体論というものだそうだ。自分は日本文学の文体論をやって来たので関心を持った。英語の小説にも、読者を物語世界に引き込むためのレトリックがあるのだろう。英語を使って「道」の世界を表現するにはどうしたらいいのか。斎藤氏自身、研究成果を英語で小説を実作するという形で発表している。


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