2025年03月06日

放送大学の『英語事始め』

 杉田玄白に『蘭学事始』という本がある。それにならって、英語の基礎から学び直そうというのが、放送大学の『英語事始め』である。とはいっても、中学英語しか知らなければ、ついていくのは難しい。高校で英語を学んだものの、細かい文法を忘れてしまった人が復習するのに向いている。
 放送大学の読解教材をCDで聞いて、長文の聴解力もついてきたのだが、いざ何か英語で話そうとすると、若い頃と違って片言しか出てこない。その原因は文法の多くを忘れてしまっていたからだと気づいた。放送大学の『英語事始め』は、そうした人向けのテキストである。
 残念ながら、放送自体は終了してしまっているが、テキストを読んで下線を引き、発音記号など調べながら、繰り返し読み直している。このテキストのよい所は、普通の文法書にはないCDがついている点である。テキストを学習したら、CDを聞くのだが、文法項目別にまず日本語が読まれ、ポーズが置かれるので、その間にそれに相当する英語を答える。次の瞬間、解答の英語が流れてくる。問題がこなれた日本語で、直訳の日本語ではないので、英語で言うのは結構難しい。それでも、テキストで学んだ文型なので、次第に言えるようになってくる。
 今は余り使われていない文法は省略し、実用的な英文法ながら重要な物は網羅しているので、基本的な文型が習得されれば、片言でしかなかった会話が、文として口から出てくるようになる。


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2025年03月02日

放送大学の『英語で道(どう)を語る』

 放送大学では大学生向けに英語の授業をやっている。英語で日本文化の中枢にある「道(どう)」を説明した文章を読んでいく。テキストだけだと理解が不十分になるので、テレビ放送を録画して見ることをお勧めする。45分の短い時間で、90分授業に相当する内容を放送するので、説明を聞いたり見たりしても、書き取る時間がないからである。
 扱われているのは「茶道」「書道」「武道」「仏道」「華道」「日本舞踊」などである。それらに通底する「形の重視」「象徴性」「物語性」のほか、外国から「道」がどのように見られてきたかなども扱う。英語の読解力、聴解力を伸ばしたい人も、日本文化を理解したい人も、充実した内容に満足するだろう。
 扱われた英語は、東京大学大学院教授の齋藤兆史氏が書かれた物だろう。かなり入り組んだ難しい文章で、英語でそのまま理解するならいいが、日本語に訳すとなると容易ではない。こんな高度なことを放送大学では教えているんだと、ちょっと驚いてしまった。しかも、CD付きなので授業で扱った英語を、何度でも聴き直すことができる。英語で書かれた学術的な文章を、耳で聴くことができるようになる。
 放送大学の読解教材としては、『耳から学ぶ英語』『英語で描いた日本』を学んできたが、難しさと面白さでは群を抜いている。英文の読解がいまひとつの人は、『耳から学ぶ英語』から学んだ方がいい。ただし、『耳から学ぶ英語』と『英語で描いた日本』は、テキストが販売されているものの、放送自体は終了しているが。
 講師の齋藤兆史氏の専門は、創作文体論というものだそうだ。自分は日本文学の文体論をやって来たので関心を持った。英語の小説にも、読者を物語世界に引き込むためのレトリックがあるのだろう。英語を使って「道」の世界を表現するにはどうしたらいいのか。斎藤氏自身、研究成果を英語で小説を実作するという形で発表している。



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2024年12月31日

『ネイティブ英会話フレーズ集3400』

 英語を聞き取る能力をつけるため、放送大学の教材を利用してきたが、その一方で会話力もつけたいと思うようになった。そこで西東社の『ネイティブ英会話フレーズ集3400』で学習を始めた。
 これは「基本の会話」から「日常生活の会話」「オフタイムの会話」「話題別の会話」「場面別の会話」まで、日本人が英語で表現したい用例を網羅的に3400も収録している。音声はパソコンでダウンロードしたり、音声アプリを利用したり、付属のCD4枚を使用することもできる。
 使い方としては、ある程度まとめて本に目を通し、慣用表現に下線など引いて確認した後、実際の音声を何度も聞き直すというものだ。日本語訳の後に英語が録音されているので、耳で聞くだけでもある程度覚えられる。
 毎日1〜2ページずつ覚えていくという方法もあるが、学校で既習の表現もたくさん出てくるから、ある程度まとめてテキストを確認して、通勤の間30分間聞き続けるといった方法の方が能率的なのではないか。


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