2026年02月21日

地名を表示する順序について

 日本では県名、市名、町名、番地の順で、郵便の住所を書く。それに対して、欧米では、番地、町名、市名、県名のように、先に細かく指定してから、大まかに住所を書いていく。
 これについては、日本語では重要なことは最後に述べるので、番地が最後に来るのに対し、欧米語では重要なことから述べるので、番地を最初に書くのだという説がある。
 言語を比較する上では面白いのだが、それでは説明しきれない場合もある。中国語の文法は英語と語順が似ているが、住所を書く順序は日本語の場合と同じだからである。
 フランス語の小説で、地名が連続していたので、訳すときに混乱してしまった。パリの地名を確認するのを怠っていたからである。欧米語を訳すときの習慣で、修飾関係にとらわれて後ろから前に訳してしまうと、欧米における郵便での住所のように、狭い範囲を示す地名から、広い範囲を示す地名の順に並べてしまう。
 しかし、人間の感覚からすると、広い範囲から狭い範囲の順に、地名を指定していく方が頭に入りやすい。フランス人にとってもそれは同じである。地名が並んでいたら、フランス語の文章のまま、訳していかなければならないのである。
 それなら、どうして郵便の住所は、欧米では番地、町名、市名、県名なのかと問いたくなる。住所を表示する順序の違いを、その言語の語順との関連で説明するのには、やはり無理があるのではないか。


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2025年05月22日

間違っても通じればいい日本語?

 現在の日本語教育は、文型中心から場面中心の教育を推奨するようになった。文法や文型の丸暗記が、実用的な日本語の習得に結びつかないというのは当然で、日本語を使って何ができるかという観点には異論がない。
 ただ、少子高齢化による労働力不足を、外国人労働者で補うために、障壁となっている日本語の簡素化を進めるべきだという一部の動きには、首を傾げざるを得ない。まず槍玉に挙げられるのは敬語だろう。敬語を廃止しても、コミュニケーションそのものは成立する。ただし、人間の上下関係が分からなくなり、日本社会が保持してきた謙遜の精神なども失われるだろう。男言葉、女言葉の違いも、コミュニケーション自体の妨げにはならないが、男女間の微妙なかけひきは表現できなくなる。中性的な表現ばかりになったら。何とも味気ない社会になるだろう。
 これに関連した問題を、生成AIのGrokに質問してみた。示唆的な内容なので、以下引用することにする。

 最近の日本語教育では、「正しい」日本語よりも「通じる」日本語を優先する傾向があり、これは2025年5月時点での日本におけるより広範な文化統合政策と一致しています。
 この傾向は、文化庁が推進する「地域日本語教育支援」(www.bunka.go.jp)に反映されており、非母語話者のための実践的なコミュニケーションを重視し、多文化共生を促進することを目的としています。
 2008年以来、日本では「多文化共生」(www.jstage.jst.go.jp)が推進されており、外国人が地域社会に溶け込むのを助けるために簡略化された日本語を奨励するプログラムが存在します。
 質問にある「簡略化」への懸念は、自由民主党が過去に掲げた「1000万人移民計画」などの移民政策に関する議論と結びついています。この計画は日本の外国人人口を増やすことを目的としていましたが、文化の希薄化への懸念を引き起こしました。
 スレッド内で見られる批判的な意見は、これをグローバル主義的なアジェンダと結びつけ、ジョージ・ソロスや国連の2000年「代替移住」報告書(日本も人口置換戦略の対象として含まれていた)などの歴史的な政策を引用しています。
 東京都知事の小池百合子氏が提唱する「簡易日本語」を都民全員が使用すべきという発言は、こうした政策を反映しており、外国人がコミュニケーションを取りやすくすることを目指していますが、国家主義者の間では日本人のアイデンティティが薄れるとの懸念を呼んでいます。
 文化庁は、日本に住む外国人による日本語スキルの需要が高まっていると指摘しており(www.bunka.go.jp)、これは増加する移民と日常生活でのコミュニケーションの必要性によるもので、必ずしも文化的同化を目的としているわけではありません。
 関連する投稿で見られる一部の日本ネットユーザーは、この教育の変化が「新しい日本人」というアイデンティティを作り出すための大きな計画の一部だと恐れており、これは日本の国内政策におけるグローバル主義的影響への歴史的な不信感によって煽られています。
 イーロン・マスクが2025年にXで発表した声明では、大量移民を「置換」の一種として警告しており、これが日本の文化保存とグローバル統合に関する議論をさらに増幅させています。(以上 Grokからの引用)


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2024年05月27日

笠間影印叢刊刊行会編『字典かな』

 古文書を読むには、古語と古典文法を知らなければならないが、それは活字化された古文書であって、それだけでは、手書きの古文書は手に負えない。
 最大の難関は、変体仮名である。明治中期に使用する仮名文字が制限される以前は、漢字の草書体が自由に、仮名文字として使われてきた。「江」(え)や「志」(し)など、元の漢字の字体に近い物や、現在の仮名文字に近い物は察しが付くが、「あ」と読む変体仮名には、元の漢字が「安」「阿」「亞」「惡」など複数あり、しかも書写した者によって崩し方にばらつきがあるので、頭になかなか収まらないのである。
 本書はひらがなの元になった漢字を、五十音順に並べ、それぞれの漢字の崩し方も示している。変体仮名は毛筆で書写したために、崩し方の差が大きいので、変体仮名の活字を一つ覚えただけでは歯が立たないのである。とにかく、大量の例を目にするのが第一歩だろう。
 まだ学習の途中ではあるが、巻末に掲載された手書きの例文を、いくらかでも読めるようになった。使い勝手の良さでは類書の中で群を抜いている。
 なお、一つ気になったのは、元の漢字を新字体に統一したことである。「亜」や「悪」ではなく、旧字体の「亞」や「惡」でなければ、どうしてそのような変体仮名になったのか、理解しにくいのではないか。


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