ティム・バートンが監督したディズニー映画は、賛否両論のある典型的な作品だろう。『不思議の国のアリス』に『鏡の国のアリス』の要素を混ぜている。『不思議の国のアリス』の白いハートの女王が、映画では『鏡の国のアリス』の赤の女王と白の女王に変更されている。赤の女王が白いハートの女王の特徴を引き継いでいるのである。
原作のナンセンスで幻想的な雰囲気が抑えられている。スープにされる海亀の歎きなどの話もカットされ、原作の山場、アリスと白いハートの女王が対立し、アリスが「あなたなんかただのトランプじゃない!」と言い放つと、トランプたちがアリスに襲い掛かったところで、アリスが夢から覚めるわけだが、映画では、アリスが落ちた穴からはい上がって出てくる。
白い女王と赤い女王の対立や、翼の生えた龍をアリスが退治する話も、『不思議の国のアリス』の原作にはない。『鏡の国のアリス』では、アリスが龍の詩を読み上げるだけで、実際にアリスが龍と戦うわけではない。ハリウッド映画のように、ハラハラドキドキの戦闘場面を取り入れて、一般大衆を喜ばせようとしているのだ。
それによって失われたのは、原作のナンセンス、幻想、笑い、哀感の入り交じった独特の雰囲気である。アリスの愛読者が期待する映像から、大きく逸脱しているので、僕自身は子供の頃に思い描いたイメージを、記憶の中にとどめることにする。
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