2025年02月08日

苫米地英人の『「気功」洗脳術』について(3)

 苫米地氏の気功術の特徴は、気をエネルギーとしてとらえ、それによって情報が伝達されるという点だ。エネルギーそのものの力よりも、そこに情報を載せることを重視している。気功師が治療できるのは、気に載せて情報を送り、病に取り憑かれている人に、肉体を正常化させる情報を送れるからだという。これを応用すれば、自分自身のプラスのイメージを気に載せて、頭に刷り込むことができる。
 これを読んで思い出したのは、マーク・アレンの『マジカル・パス』である。ヘミシンクのプログラムは、原書の抄訳に過ぎず、願望実現に重要なアファメーションと、カバラの「中央の柱の技法」については触れられていない。夢の実現のためには、大切な言葉を繰り返し読み上げるとともに、生体エネルギーを活性化することが重要なのに。苫米地氏が気功と願望実現を結びつけたのも、活性化された気に載せて脳に情報を送り、先入観を書き換えるためである。
 『「気功」洗脳術』には、苫米地氏のギター演奏がCDで収録されている。交感神経の暴走を防ぐために、逆腹式呼吸を行う。息を吐くときにお腹を大きくし、息を吸うときにお腹を小さくするのである。ロック調のギターは最初、ムーラダーラチャクラを刺激する。快感をイメージして気を上昇させるのだが、ロックの音に気が共振を始める。タントラ仏教や房中術でセックスが利用されるのは、グンダリーニの上昇が、性感と密接に関係しているからだろう。
 ヨーガの達人なら、頭頂のサハスララチャクラまで、気を上昇させるわけだが、ほとんどの人は頭頂の梵孔が開いていない。無理に上昇させると、出口のないエネルギーは暴発しかねない。そのためだろう、苫米地氏は上昇した気でアジナチャクラを刺激したあと、額からエネルギーを気の玉として出し、宇宙空間を走らせた後、アジナチャクラに戻して、任脈を通してムーラダーラチャクラに戻す。その繰り返しで大周天が可能になるというのだ。
 気の感覚がつかめない人がやっても何も起こらないだろうが、気功やチャクラ瞑想で気をコントロールできる人が、苫米地氏の音楽を聞きながら、指示された通りの瞑想を行えば、クンダリーニが動き出すのに驚くだろう。


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posted by 高野敦志 at 00:24| Comment(0) | 宗教 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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