2024年12月20日

登別温泉は強酸性(2)

 登別までは電化された新車両なので、かなりスビードが出た。登別からは道南バスに乗った。途中、登別伊達時代村があった。登別周辺は伊達家の家臣が開拓したので、伊達家の本拠地仙台の町並みを再現したのだそうだ。全く無関係というわけではないが、当時の蝦夷地に本土の江戸時代を再現するのは、いくら外国人目当てと言っても滑稽な気がした。
 登別温泉のバスセンターに到着した。見覚えがある風景だ。狭い坂道の両側にホテルが並んでいる。当時は大学三年生だった。今日泊まるのは登別万世閣(まんせいかく)である。
 夕食の前に地獄谷を見に行った。坂道を上っていくと、湯気が出ている間欠泉があり、その先に地獄谷に通じる道が続いている。歩道は木の柵があり、外に出ることは禁じられている。谷間は赤土がむき出しで、木はほとんど生えていない。地獄というイメージはあるのだが、火山性ガスがわずかしか出ていない。以前来たときは、歩道のあたりもガスが漂ってきていた。迫力が足りない。それは友人も同感だった。
 地獄谷を見ているのは、大半が韓国人と中国人だった。火山があまりない国から来たから物珍しいのだろうが、何だこの程度かなどと言っていることだろう。行き止まりまで来て、さらに山を巡るコースもあるのだが、小雨が降っていたのでやめた。(つづく)


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posted by 高野敦志 at 00:00| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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