登別温泉のバスセンターに到着した。見覚えがある風景だ。狭い坂道の両側にホテルが並んでいる。当時は大学三年生だった。今日泊まるのは登別万世閣(まんせいかく)である。
夕食の前に地獄谷を見に行った。坂道を上っていくと、湯気が出ている間欠泉があり、その先に地獄谷に通じる道が続いている。歩道は木の柵があり、外に出ることは禁じられている。谷間は赤土がむき出しで、木はほとんど生えていない。地獄というイメージはあるのだが、火山性ガスがわずかしか出ていない。以前来たときは、歩道のあたりもガスが漂ってきていた。迫力が足りない。それは友人も同感だった。
地獄谷を見ているのは、大半が韓国人と中国人だった。火山があまりない国から来たから物珍しいのだろうが、何だこの程度かなどと言っていることだろう。行き止まりまで来て、さらに山を巡るコースもあるのだが、小雨が降っていたのでやめた。(つづく)
「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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ラベル:北海道,登別,登別温泉,地獄谷
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