2024年11月14日

洞爺湖の中島(8)

 帰りは博物館前桟橋から、温泉街に直行していった。その間、甲板からまかれる餌を狙って、ウミネコが多数飛び回り、気流に乗って船を追いかけてきた。船と一緒に泳ぐイルカのように。飛翔する力には目を見張るべきものがある。鳴き声がミャーミャーだし、黄色い嘴の先端が赤かった。
 下船した後、バスセンターに向かった。今回は有珠山の噴火口やロープウェイなどには行けなかった。もし再度訪れるときの楽しみとしておこう。始発のバスが出るまで余裕があるので、洞爺湖ビジターセンターでジオパークの展示を見た。そのあと、上稀府行きの始発に乗った。
 洞爺駅に着いた。以前来たとき、ここで八十過ぎのおばあさんがかに飯を売っていた。それを買って食べたのだが、今日は一時間弱を海岸で過ごした。対岸がうっすらうかがえる。正面に頂上が平らな山が見えるので、どこの山だろうと友人がつぶやいた。どうやら駒ヶ岳であることが分かった。その裏側が函館なのだろう。海岸沿いに鉄道で進むと、随分時間がかかるのだから、直線に海底トンネルを掘れば、東京札幌間は短縮できるだろうと友人は言った。


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
https://podcasts.apple.com/jp/podcast/qing-kong-wen-ku-no-zuo-jia/id504177440?l=en

X(Twitter)
https://twitter.com/lebleudeciel38

Telegram
https://t.me/takanoatsushi

GETTR
https://gettr.com/user/takanoatsushi

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村



人気ブログランキングへ







ランキングはこちらをクリック!


X(Twitter)、facebookでの拡散、よろしくお願い致します!
posted by 高野敦志 at 00:44| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: