2024年11月11日

洞爺湖の中島(7)

 博物館では、洞爺湖の成り立ちについて説明されていた。浅い湖があった所に、十一万年前の破局噴火で巨大なカルデラができ、そこに水がたまって深い湖となった。四万年前に隆起した中央部で噴火が始まり、中島が形成されたのだという。湖底には埋没林があり、水中に引きずり込まれたのか、水位の上昇で水没したかは不明だとのこと。
 島に生息するエゾシカは、最初は三頭だったのが、爆発的に繁殖したため、飢餓によって大量死したり、人による間引が行われたりが繰り返されている。鹿の体力では湖を渡りきるのは難しいようだ。
 洞爺湖の遊覧船は、温泉街と中島を結ぶだけで、冬期には中島に上陸することもできない。阿寒湖の遊覧船のように、湖の裏側も見られるとばかり思っていた。遊覧船は夏期は三十分おき、冬期は六十分おきに運行されている。(つづく)


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posted by 高野敦志 at 00:49| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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