繰り返し述べられている「引き寄せの原理」は、仏教で説く「因果応報」に近いものである。良いことをすれば、良いことが訪れ、悪いことをすれば、その報いがやって来る。ロンダ・バーンが最高のパワーを持つと言う「愛」にしても、衆生に対する仏の慈悲であり、あらゆる物に命を感じて、感謝の気持ちを表すというのも、神道的な感覚である。だから、合理主義で固まった欧米人よりは、普通の日本人に受け入れられやすいのだろう。
幸福になりたければ、まず自分が幸福になり、「愛」を分け与えなければいけない。そのために有効なのが「ありがとう」という言葉である。身近な人だけではなく、街の中で出会った人、動物や植物、太陽や月、星、光、風など、すべてのものに感謝の気持ちを抱くことで、自分自身が幸福になれるのである。
自身の周囲に幸福の磁場ができれば、それを慕って心の優しい人や、幸運が舞い込んでくるという。教師をやっているので、学生全員に「愛」を抱いて接することが、いかに大切かということは、僕自身も肌で感じている。
とはいえ、現実には言い合いになりそうな場面に、出くわすこともあるだろう。その場合は、相手を批判すると、そのマイナスの力が自身に返ってきてしまうので、相手にしないようにする。また、不快な気持ちが湧き上がってきたときは、周囲の自然、事物に「ありがとう」という言葉を投げかけて、「愛」の気持ちを忘れないようにする。
自分がほしい物を心に抱いて、イメージすれば、それがもたらされるというのが「引き寄せの原理」であるが、そこには「愛」がなければいけない。高望みしているようなことでも、宇宙大の「愛」の大きさからすれば、小さなものでしかないので、かなわないはずがないという。一人の人間の「愛」に何でそんな力があるかというと、自身の「愛」を宇宙大にまで広げられる人は、すでに創造主の精神と一つになっており、自身が神の分身であることを、自覚しているからだろう。
「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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