高価なハード音源は、なかなか入手できないので、パソコンにインストールされたソフトウェア音源で、MIDIファイルを再生することが多かった。ただ、MIDIの退潮を察したヤマハは、XG対応のソフトウェア音源の開発から手を引いてしまった。一方、ローランドはパソコン用のSound Canvas VAと、スマホ用のRoland-Sound Canvas for iOS を売り出した。GSの音源以外にも、拡張されたハード音源の音も含んでいるので、ローランドの機器を使用して作成されたMIDIファイルは、ほぼ忠実に再現できるようだ。ただ、スマホ用のRoland-Sound Canvas for iOSは、すでに販売が中止されている。
では、投資をせずにMIDIファイルを聴くにはどうしたらいいか。WindowsにはMicrosoft GS Wavetable Synthが搭載されているが、GSの名を冠しながら、再現度はかなり低い。ヤマハのXGファイルなら、無料のMidRadio Playerを使用すればいい。バージョン6の方がかつてのヤマハの音源に近く、7の方が生楽器に近い音を出してくれる。XGの簡易モードなので、ヤマハのハード音源で作成されたファイルなどは、原音とは違う音が出てしまうかもしれない。
https://download.music-eclub.com/
GSファイルの場合、Sound Canvas VAならほぼ忠実に再生されるだろうが、投資したくない場合には、無料のDTMソフトを音源として使用するという方法がある。Cakewalk by BandLabはかつてローランドで販売されていたSONARが、無料ソフトウェアとして公開されたもので、TTS-1という音源が付属している。256+9ドラムセットで、生楽器に近い音を出している。GSの音の一部はカバーしていないので、曲によっては出ないパートがあるかもしれない。
https://www.bandlab.com/products/cakewalk?lang=ja
手間をかけても、高音質で聴きたい場合は、サウンドフォントに対応したTiMidity++や、VirtualMIDISynthとTMIDI Playerを使用する方法がある。TiMidity++に関しては、かなり以前に開発が止まっているので、先述したVirtualMIDISynthとTMIDI Playerを連携した方法が無難だろう。サウンドフォントは、サイズが大きいほど生楽器に近い音を出すが、サイズが大きくてもバランスに欠けるものもあり、どのように組み合わせるかによって聞こえ方がかなり異なる。
「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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