2024年1月26日、東京大崎の立正大学で「日蓮宗と雅楽」と題する講話と、雅楽・舞楽の公演が催された。雅楽は仏教と関係ないように思われがちだが、身延山久遠寺でも法要において、読経と雅楽が交互に行われた記録が残っているという。
日蓮聖人の和歌「立わたる身のうき雲も晴ぬべし たえぬ御法の鷲の山風」にちなんで作られた日蓮宗宗歌「たちわたる」から始まり、管絃の平調音取(ひょうじょうのねとり)、一般によく知られた平調越殿楽(ひょうじょうえてんらく)に続いて、声明と雅楽がミックスした「高祖讃」が披露された。高祖とは言うまでもなく、日蓮聖人のことである。
休み時間をはさんで後半は、舞楽の抜頭(ばとう)。親を獣に殺された胡人が仇を討って歓喜するさまを舞いにしたもの。突き出た鼻の面と縮れた髪が、西域や北方の異人の形相を表している。次いで、宮中で演じられる萬歳楽(まんざいらく)。聖王の治世に鸚鵡が飛んできて「万歳、万歳」と鳴いたのを舞いに移したという。橙色の派手な衣装に、金色の飾りの付いた冠は、極彩色の鳥の姿をかたどったものなのだろう。
「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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