フォーカス27の「スペシャルプレイス」に着いたら、「公園」を通って「レセプション・センター」の外にある「癒しと再生センター」に移動するのである。
死者はフォーカス27にたどり着くと、死に際に受けたダメージを癒すために、「癒しと再生センター」を訪れるのだという。保養所みたいなものなのだろう。この場所は死者を癒すとともに、訪れた生者も癒されるらしい。
この音声を聞いた直後、亡くなって四十九日を過ぎた母が現れた。僕は母の手を引いて踏切りを渡ろうとしていた。向こうに列車が見えたので、危ないと思い、渡るのをやめた。次に、列車が動いていないのを確かめて、母の手を引いて踏切りを渡った。
これに関しては、安全に向こう側、フォーカス27に連れていきたいという思いが働いていたのか。母は生前、合唱サークルに入っていて、年末にはベートーベンの第九を歌っていた。亡くなって葬儀までは、毎日聞かせていたので、歌をうたっているようなイメージも見えた。
もう一つ見たのは、繰り返し見ている夢で、自分が高校を卒業したあと、もう一度高校に入り直すというもの。自分は大学院の修士に二回入っているので、それが関係しているのかもしれない。もう一度人生をやり直したいという思いが強いからだろうか。すべてが光り輝いていた青春の頃を、今でも懐かしんでいるのか。
「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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