2022年11月05日

星新一の「花とひみつ」

 花の大好きな花子は、モグラを飼い慣らして、草や木の世話をさせれば、世界中が花でいっぱいになると思った。アイデアを描いていると、絵が風に飛ばされてしまった。
 絵はある島の研究所に届いた。研究者たちは、これを本国からの指示と誤解して、花を咲かせるモグラをロボットで実現した。本国からやってきた大臣は、こんな物を作る奴らはバカだと言い、研究所を取り壊してしまった。
 島は無人となったが、ロボットのモグラは陸地を求めて移動し、花子の住む町にも花を咲かせていった。これは花子の夢が実現した物語であり、何もない所に花が咲く理由を、架空の話で説明する現代の伝説でもある。


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 03:04| Comment(0) | 文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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