2022年03月01日

漢文とは何か

 日本人が書いた漢文は、中国人から見れば中国語に、変体漢文は文法を間違えた中国語に見える。日本人としては、中国語の発音では読まずに、読み下すことを前提として書いている。日本語の統辞法が紛れ込んでいても、日本語として読み下すのなら、一向に構わなかったのである。
 漢文が日本の公文書で使われていたのは、漢文が東アジア共通の文字言語だったからであり、読み下しという形で翻訳しなければ理解困難な、外国語でもあったのだ。日本人にとっては、漢文は表記が中国語であっても、読み上げる音声は日本語である。元は外国語であっても、日本文化の一部になっていたのである。
 言語としてその国で通用していたと言えるには、音声言語が必須であって、文字言語だけでは、公用語として認知されていたとは言えない。したがって、江戸時代までは中国語も公用語だったというのは、歴史の改竄と言わざるを得ない。江戸時代までの公文書は漢文で書かれた。言えるのはそこまでである。


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posted by 高野敦志 at 01:42| Comment(0) | 日本語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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