2014年08月23日

僕のオーディオ生活(16)

 注文していたソニーのヘッドフォン、MDR-1RMK2がようやく届いた。先日、ビックカメラで試聴したものの中で、ダイナミックな透明さと滑らかさに感動して選んだものだった。同時に聴いたBoseの3万円の物は、透明だけれども突き刺さる感じがした。ビクターの物は自然だけれども、インパクトがやや弱い気がした。
 高品位の音質で出力する場合、余りにも鮮明すぎると、かえって疲れる音になってしまう。透明さと温かみの加減が鍵となるわけで、人によって好みの違いが大きいから、とにかく売り場にスマートフォンや携帯端末を持ち込んで、自分が普段聴いている音楽がどう聞こえるか、聴き比べて選んだ方がいい。
 ソニーのMDR-1RMK2は2万円弱で、値段的にも手が届くし、装着した時の快さにも感動した。音質も大切だけれども、耳が圧迫されて痛くなっては台無しだからである。MDR-1RMK2の人気はネットでも絶大で、生産が注文に追いつかない状態が続いている。
 さて、WindowsのVista以降ではWASAPIの排他モードが使用でき、音楽本来の透明な音をパソコンで出力できるようになった。foobar2000でmp3を再生したら、3000円程度のヘッドフォンでも、圧縮音源であるのを忘れさせてくれた。そこでmp3をMDR-1RMK2で聴いてみると、ハイレゾではないかと錯覚するほどいい音を出している。
 パソコンで音楽を聴くには、何を優先すべきかが分かった。まず、プレーヤーをWASAPIに対応させること。これだけで鑑賞可能な音に変わる。次にヘッドフォンやスピーカーに金をかけること。2万円相当のヘッドフォンと3000円相当のものでは、全く別世界である。ハイレゾは+αであって必須ではない。
 聴く環境が劣っていれば、ハイレゾは素晴らしく聞こえる。ヘッドフォンやスピーカーが優れていれば、圧縮音源でさえ感動させる音で出力してくれる。もちろん、ハイレゾは素晴らしさに磨きがかかるが、お金に余裕があるなら、出力の方にまず投資すべきである。

「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 01:15| Comment(0) | ジャズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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