2014年08月22日

僕のオーディオ生活(15)

 iTunesが普及する前、パソコン中級者がWindowsでmp3を聴くには、Winampを使用するのが定番だった。多様なプラグインが用意されていて、外見ばかりでなく、音色を良くしたり、エフェクトをかけたり、さまざまなカスタマイズが可能だったし、多数のラジオ曲がデフォルトで登録されていたから、無料であらゆるジャンルの音楽が聴けた。
 もう一つ、Winampが魅力的だったのは、MilkDropというビジュアリゼーションが使用できたことだった。サイケ風で変幻自在、一瞬も退屈させない芸術性の高さが、演奏される音楽に視覚的な悦楽を与えてくれた。Wimampが放置され、登録されていたラジオも聴けなくなった現在でも、Wimampに引きつける魅力があるとしたら、MilkDropが見られるということである。
 音質の良さではfoobar2000は、フリーソフト中では随一であるが、実はWinampのプラグインの多くが、foobar2000でも使用できるのである。MilkDropもfoobar2000で動かせる! というわけである。ただし、それには多少の作業が必要となる。
 それに関して、要領よくまとめたサイト(http://vault-tec.info/post/51743506694/milkdrop-in-foobar2000-on-windows-8)を見つけた。ただし、英語を読みながら導入することになる。要点だけ説明すると、とりあえず、DirectX End-User Runtimeを導入しておく。foo_vis_shpeck.dllというプラグインを、foobar2000のcomponentsのフォルダに投入し、foobar2000を管理者として実行した後、PreferencesからVisualizationsのプラグインとして登録する。
 次に、MilkDrop packageに含まれるダミーのWinampをフォルダごと、foobar2000のフォルダに突っ込む。管理者としてfoobar2000を起動し、Visualizationsのshpeckの項目で、現れたWinamp DirectoryからダミーのWinampのフォルダを選ぶと、Avaiable pluginsの中にMilkDropが現れるから選択する。これで準備完了。あとはfoobar2000の澄んだダイナミックな音で、Winampで親しんだビジュアリゼーション、MilkDropが楽しめる。


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 00:54| Comment(1) | ジャズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
MilkDropに関する貴重な情報で助かりました。長年愛用のMilkDRopがWindows11のfoobar2000で健在です。Windows10では問題なく起動していたものが、errorで難儀していました。Config1か所の設定で解決しました。2014年頃windows7から10への移行時にも同様の苦労したことがありました。Winamp時代のDSPのEnhancer017とともに楽しんでいます。
数ある情報の中で私の状況にピッタリのものを見つけられて本当に感謝しています。

Posted by mayarokko at 2023年02月24日 17:49
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