扱われているのは「茶道」「書道」「武道」「仏道」「華道」「日本舞踊」などである。それらに通底する「形の重視」「象徴性」「物語性」のほか、外国から「道」がどのように見られてきたかなども扱う。英語の読解力、聴解力を伸ばしたい人も、日本文化を理解したい人も、充実した内容に満足するだろう。
扱われた英語は、東京大学大学院教授の齋藤兆史氏が書かれた物だろう。かなり入り組んだ難しい文章で、英語でそのまま理解するならいいが、日本語に訳すとなると容易ではない。こんな高度なことを放送大学では教えているんだと、ちょっと驚いてしまった。しかも、CD付きなので授業で扱った英語を、何度でも聴き直すことができる。英語で書かれた学術的な文章を、耳で聴くことができるようになる。
放送大学の読解教材としては、『耳から学ぶ英語』『英語で描いた日本』を学んできたが、難しさと面白さでは群を抜いている。英文の読解がいまひとつの人は、『耳から学ぶ英語』から学んだ方がいい。ただし、『耳から学ぶ英語』と『英語で描いた日本』は、テキストが販売されているものの、放送自体は終了しているが。
講師の齋藤兆史氏の専門は、創作文体論というものだそうだ。自分は日本文学の文体論をやって来たので関心を持った。英語の小説にも、読者を物語世界に引き込むためのレトリックがあるのだろう。英語を使って「道」の世界を表現するにはどうしたらいいのか。斎藤氏自身、研究成果を英語で小説を実作するという形で発表している。
「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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