バイノーラルビートを用いた脳波誘導では、i-doserが多種多様なファイルを販売している。単純な脳波誘導から、薬物、セックス、宗教体験などを、脳波の誘導で仮想的に体験させてくれるというのだが、果たしてバイノーラルビートだけで、そのような体験が可能かどうかは疑わしい。
例えば、エクスタシーに達した女性の脳波を測定し、その変化をバイノーラルビートの原理を使って再現し、さらに女性の喘ぎ声やセックスしている肉体の音を混ぜることで、それを聞いた女性が暗示にかかったり、過去のエクスタシーの記憶がフラッシュバックして、i-doserの音声を聞いただけでエクスタシーに達するのだと思われる。一度もタバコを吸ったことがない少年が、i-doserのニコチンのファイルの音声を聞いても、ニコチンを吸ってほっとする感覚や、喉を通る煙の味は分からないだろう。ニコチンを吸ったときの脳波は再現されたとしても、タバコを吸ったときにどう感じるかという情報を脳が知らないため、どのように反応したらいいか分からないだろう.
要するに、i-doserが様々な仮想的な体験ができると銘打っているファイルは、体験者の記憶や、付随して聞こえる音に対する条件反射が関わっていると考えられる。ただ、未体験のファイルを聞いても、効果を感じることがあるのは、暗示や催眠術にかかりやすい人がいるからだろう。
「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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