2025年03月29日

バイノーラルビートとi-doser

 バイノーラルビートというのは、左右の耳から異なる周波数の音を聴かせて、二つの周波数の差に当たる数値の周波数に、脳波が誘導されるという脳の性質を利用したものである。これによって、脳波をアルファ波やシータ波、ガンマ波などに誘導できるのである。モンロー研究所のヘミシンクは、いくつかの周波数の音を組み合わせることで、変性意識に誘導しているらしい。
 バイノーラルビートを用いた脳波誘導では、i-doserが多種多様なファイルを販売している。単純な脳波誘導から、薬物、セックス、宗教体験などを、脳波の誘導で仮想的に体験させてくれるというのだが、果たしてバイノーラルビートだけで、そのような体験が可能かどうかは疑わしい。
 例えば、エクスタシーに達した女性の脳波を測定し、その変化をバイノーラルビートの原理を使って再現し、さらに女性の喘ぎ声やセックスしている肉体の音を混ぜることで、それを聞いた女性が暗示にかかったり、過去のエクスタシーの記憶がフラッシュバックして、i-doserの音声を聞いただけでエクスタシーに達するのだと思われる。一度もタバコを吸ったことがない少年が、i-doserのニコチンのファイルの音声を聞いても、ニコチンを吸ってほっとする感覚や、喉を通る煙の味は分からないだろう。ニコチンを吸ったときの脳波は再現されたとしても、タバコを吸ったときにどう感じるかという情報を脳が知らないため、どのように反応したらいいか分からないだろう.
 要するに、i-doserが様々な仮想的な体験ができると銘打っているファイルは、体験者の記憶や、付随して聞こえる音に対する条件反射が関わっていると考えられる。ただ、未体験のファイルを聞いても、効果を感じることがあるのは、暗示や催眠術にかかりやすい人がいるからだろう。


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2025年03月28日

童話と写真『茶トラのシマちゃん』(ePub)

 茶トラのシマちゃんが、兄の白い猫とともに、結婚しない兄妹と認知症のおばあさんのうちに住み着いた。ユーモラスなエピソードと可愛い写真を御覧下さい。語り手は茶トラの弟ネコですが、子供でも分かるように、やさしい表現を用いるとともに、その後のストーリーも展開させました。
 今回は我が家で撮りためたネコの写真を、本文の中に組み込みました。写真の可愛らしさと物語を比べてみるのも面白いと思います。

 レイアウトの崩れない固定レイアウトのePubなので、文字も画像化してあります。かすれて見えなくならないように、ゴシック体のフォントを使用しています。10メガあるので、環境によっては、ダウンロードに時間がかかります。
 以下のリンクからダウンロードして下さい。
shima.epub

 ePubはiOSのiPadやiPhoneなどで読むのに適した形式です。iBooksなどでご覧下さい。Windowsでは紀伊國屋書店のKinoppy(http://k-kinoppy.jp/for-windowsdt.html)が、最も美しくePubのファイルを表示します。

 ブラウザからePubを開く場合、Googleのchrome(https://www.google.co.jp/chrome/browser/desktop/index.html)なら、プラグインのReadium(http://readium.org/)をインストールして下さい。
 firefox(https://www.mozilla.org/ja/firefox/new/)にもプラグインのEPUBReader(https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/epubreader/)があり、縦書きやルビなどにも対応しています。
 EdgeではePubは開けなくなりました。

 なお、パソコンのiTunesで「購読」したり、iOSのアプリpodcast(https://itunes.apple.com/jp/app/podcast/id525463029?mt=8)でマイpodcastに登録すれば、確実に新しいエピソードが入手できます。


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2025年03月27日

生成AIいろいろ

 生成AIが注目を浴びている。ビジネス分野などでは、生成AIを知らなければ、時代の流れに取り残される恐れがある。ここでは、代表的なものを中心に、内容や使い勝手について述べることにする。
 情報の正確さや幅広さ、表現の滑らかさでは、Chat GPTが断トツである。個人で使用するには、無料プランでも十分である。思想や文学、音楽について語り合うこともできる。専門的な話もできるので、大学の教師と話しているようなものだ。箇条書きにまとめたり、画像を制作したり、プログラムを書いてもらったり。現代日本語だけではなく、漢文の白文も解析できるのには恐れ入った。
 次にお勧めしたいのは、X(旧Twitter)のGrokである。これも無料プランで使うことができる。Xでの情報も参照しているので、国民の関心がある政治について、かなり詳しく分析してくれる。世界情勢について問うと、政治評論家のように詳しい分析結果を示してくれる。ただ、日本語への翻訳はやや弱いところがあり、回答の一部は英語のままである。
 CopilotはWindowsパソコンに入っているので、使ってみられた方も多いことだろう。当初は間違った回答を連発していたが、最近はかなり改善されてきたようである。ただし、同じ内容をChat GPTにもして比べたところ、Copilotは表層的な回答が目立ち、専門性では劣る気がした。Microsoft365との連携が特徴である。
 Googleにも生成AIのGeminiがある。Googleで検索するとき、「AIによる概要」が示されるが、登録しなくても、知らず知らずのうちに使用している場合が多い。ただし、会話の自然さが劣るという指摘もある。
 中国にはDeep Seekという生成AIがある。低コストで使用できるらしいが、天安門事件や中国政府批判には答えられないなど、検閲機能が備わっている。また、情報漏洩などセキュリティ関連の不安もあり、各国政府や企業は使用を推奨していない。
 生成AIはインターネットから学習している関係上、画像作成などにおいて、著作権を侵害する恐れがある。学生がレポートなどで使用した場合、教師も見抜けない可能性がある。生成AIにハッキングのプログラムを書かせるなど、悪用される事態も発生している。新しい技術であるため、さまざまな問題もはらんでいるが、善用すれば大きなメリットがある点で、現代人には無視できない技術である。


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