2025年01月31日

白老のウポポイ(1)

 翌日は快晴だった。当初の予定では、登別のクマ牧場を訪れるつもりだった。ただ友人も僕も行ったことがあるし、ロープウェイで上っても、倶多楽湖はよく見えないらしい。そこで急遽、白老に向かうことになった。
 午前十時前にホテルをチェックアウトした。バスは始発ではないので、かなり込んでいた。駅までは二十分ほどかかった。室蘭本線の接続が良くないので、白老までは10分しか乗らないのに、特急の指定席券を買わざるを得なかった。
 白老のポロトコタンは、大学三年生の時に見学した。だから、全く初めてというわけではない。施設の名前となったウポポイは、アイヌ語で大姥百合を意味する。二メートル近くになり、黄緑色の花を咲かせる。アイヌは根を食用としてきた。ウポポイと名を改めたポロトコタンは、民族共生象徴空間として、国の施設になったのである。(つづく)


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posted by 高野敦志 at 01:26| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする