やむなく坂を下っていくと、半地下の間欠泉に人だかりができていた。熱水の噴出が始まったからだった。すごい勢いである。ビデオに撮影しようとしたが、湯気だらけで焦点が合わない。音だけは録れただろうが。その間、火山性ガスを吸ってしまい、卵の腐った臭いに閉口した。
今日のホテルは午前二時まで温泉に入れるので、布団に横たわって眠った。友人はかなり疲れているらしく、いびきをかいていた。十二時を過ぎて一時近くなって、ようやく大浴場に行くことになった。
登別温泉はpH2の強酸性で、湯の花が沈殿していて、白く濁っている。この手の温泉に入るのは、随分久し振りだった。微かだが、火山性ガスの臭いもする。アトピー性皮膚炎にはいいらしいが、ちょっと皮膚に刺激がある。四階にあるため、露天風呂もブロックの壁に囲まれ、外気が入ってくるのは天井だけだった。
「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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ラベル:登別温泉,間欠泉,鬼花火