2024年10月27日

プラネタリウムでオーロラ?

 オーロラとは太陽から飛来したプラズマが、地球の電離層の空気と衝突して発光したものだという。極地方に現れるところから、極光とも呼ばれる。北海道など低緯度でも見られることがあるが、その場合はほんのり夜空が赤く染まる程度である。人間の目は暗いところでは色をうまく識別できない。写真やビデオに記録されるほどには色がつかず、白っぽくしか見えないことが多い。
 北欧やアラスカなどに出かけても、オーロラが見られるとは限らない。見られたとしても、微かに緑がかった光が感じられるだけで、写真集のような絶景を目にするのは、プロのカメラマンでも容易ではない。
 2024年10月26日、かわさき宙と緑の科学館で、中垣哲也氏が撮影したオーロラの写真とビデオが、氏自身の解説とともに上映された。ニュージーランドで記録されたものは、猛烈な太陽嵐によるもので、緑や黄色、赤い光を帯びた素晴らしい光景だった。緑の光は酸素が燃えたものだが、赤は窒素が燃えたもの。窒素は1秒しか光らないので、赤い光が動いて見えるのだという。
 ビデオをスクリーンに映した方が、映像そのものは鮮明かもしれない。ただ、プラネタリウムの丸いドームで、くねりながら光るオーロラを見ると、あのように見えるんだという実感が湧く。オーロラを現地で目にした女性の、抑えきれない歓喜の声が生々しく、別世界の存在が想起されたのを感じた。


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posted by 高野敦志 at 01:29| Comment(0) | 宗教 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする