ドラマに登場したメルヘンが、ポプラ社から城ノ内真理亜の名で出版された。勿論、菅野美穂が演じた真理亜は、架空の人物だから、実際に執筆したのは、蒔田陽平という、ドラマ『ちゅらさん』をノベライズした作家であるが。
ドラマの中で真理亜が語ったとおり、恵里と文也の恋愛をモデルにしただけで、『ガジュマルの樹の下で』は、『ちゅらさん』の物語とは若干設定がずれている。
ドラマの小浜島は、メルヘンではちゅら島となっている。おばぁはドラマでは、古波蔵ハナだが、メルヘンでは女優平良トミの名を取って、とみおばぁとなっている。カズヤとフミヤは、おばぁのうちに泊まっており、えりぃはおばぁの隣家の娘である。
病弱なカズヤは、島の妖怪キジムナーそっくりという設定に変わっている。病気を治すために、えりぃはカズヤとフミヤを連れて、マヤカ島に、幸福をもたらす青い鳥ソランミを探しに行くのだが……
ドラマでの設定通り、和也の死後、成人した文也は恵里に会いに島にやって来るが、メルヘンではえりぃは島の看護師になっており、フミヤは島の診療所に赴任してきた医師という設定になっている。これはスピンオフの『ちゅらさん2』の設定を、先取りしているかのようである。
なお、『ガジュマルの樹の下で』は長らく品切れとなっており、Amazonでも入手はできない。どこかの図書館の蔵書を探すしかないのではないか。
「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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