2024年10月10日

Copilotはどうかしたのか?

 知らないうちに、MicrosoftのAI、Copilotの仕様が変わってしまった。それまでの履歴がすべて消えてしまい、AIに音楽を作らせるSunoなどのプラグインもなくなってしまった。なぜ変更がされたのかも分からない。
 それだけではない。CopilotはChat GPTのバージョン4のデータを引き継ぎ、それに最近のネットで検索した情報を元に回答していたはずなのだが、試しに以前のように質問したら、とんでもない答えが返ってきた
第一問「石破茂首相について教えてください」
Copilot「石破茂(いしわれ しげる)氏は、日本の政治家であり、自由民主党(自民党)に所属しています。彼は、2021年10月4日から2021年11月10日までの短期間、日本の第100代内閣総理大臣を務めました」
 何だい、初っ端から間違っている。
第二問「日本で最後に起きた破局噴火を教えてください」
Copilot「最後に日本で起きた破局噴火は、約1万年前の姶良カルデラの噴火です」
 最後に発生した破局噴火(巨大カルデラ噴火)は7300年前の鬼界カルデラで、姶良カルデラの破局噴火は29000年前です。この問いでもCopilotは間違えた。
第三問「『死都日本』とはどんな小説ですか」
Copilot「『死都日本』は、日本の作家である梶井基次郎によって書かれた小説です。この作品は、1927年に発表されました。物語は、主人公が都会の喧騒と孤独感に苦しみながらも、自己探求の旅を続ける様子を描いています。梶井基次郎の独特な文体と深い心理描写が特徴的です」
 またもや間違い!『死都日本』は石黒耀が加久藤カルデラの破局噴火を描いた小説。これじゃ全く使い物にならない。CopilotはChat GPTのデータを引き継ぐのをやめたのか。Microsoftで独自のAIを開発することにしたが、まだネットからの情報収集が始まったばかりなのか? これってアップグレードと言えないよね。


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2024年10月06日

AIにくまモンの曲を作らせたら……

 AI(人工知能)は、Chat GPTがよく知られているが、MicrosoftのCopilotには、初めからプラグインが組み込まれている。プラグインを使用する際は、必ず「検索」を有効にしておくこと。ここでは、音楽を作成するプラグインSunoを紹介しよう。
 注意点としては、難しい注文をすると、時間がかかるとお茶を濁され、結局、何も作ってくれないということ。Google翻訳で英語に訳してから注文した方が、うまくいくことが多い。出来上がったファイルに関しては、リンクを友人やフォロワーに紹介するのはいいが、ファイル自体をYouTubeに張り付けてはいけない。その場合には、別途、Sunoと有料の契約を結ばなければならない。
 そこで、くまモンの音楽をボサノバ風に作ってもらった。くまモンのこと、理解できたかどうかは疑問だが。街の明かりのもと、夜に踊るクマ、心を開いた楽しいクマが、笑顔を広げると、私たちはいつもと変わるのだ、みたいな意味の英語の歌詞がついていた。どんな曲か聴きたい場合は、リンクをクリックしてください。
https://copilot.microsoft.com/sl/d2JmLIjWkKq


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2024年10月05日

城ノ内真理亜の『ガジュマルの樹の下で』

 城ノ内真理亜という、メルヘン作家をご存じですか。四半世紀前にNHKで放送され、現在再放送されているドラマ『ちゅらさん』で、東京の一風館に住む口は悪いが、心の優しいメルヘン作家である。ドラマでは恵里と文也の運命的な出会いをもとに、真理亜は同名のメルヘンを創作したことになっている。
 ドラマに登場したメルヘンが、ポプラ社から城ノ内真理亜の名で出版された。勿論、菅野美穂が演じた真理亜は、架空の人物だから、実際に執筆したのは、蒔田陽平という、ドラマ『ちゅらさん』をノベライズした作家であるが。
 ドラマの中で真理亜が語ったとおり、恵里と文也の恋愛をモデルにしただけで、『ガジュマルの樹の下で』は、『ちゅらさん』の物語とは若干設定がずれている。
 ドラマの小浜島は、メルヘンではちゅら島となっている。おばぁはドラマでは、古波蔵ハナだが、メルヘンでは女優平良トミの名を取って、とみおばぁとなっている。カズヤとフミヤは、おばぁのうちに泊まっており、えりぃはおばぁの隣家の娘である。
 病弱なカズヤは、島の妖怪キジムナーそっくりという設定に変わっている。病気を治すために、えりぃはカズヤとフミヤを連れて、マヤカ島に、幸福をもたらす青い鳥ソランミを探しに行くのだが……
 ドラマでの設定通り、和也の死後、成人した文也は恵里に会いに島にやって来るが、メルヘンではえりぃは島の看護師になっており、フミヤは島の診療所に赴任してきた医師という設定になっている。これはスピンオフの『ちゅらさん2』の設定を、先取りしているかのようである。
 なお、『ガジュマルの樹の下で』は長らく品切れとなっており、Amazonでも入手はできない。どこかの図書館の蔵書を探すしかないのではないか。


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