2024年09月05日

放送大学の『耳から学ぶ英語』

 仕事の時間を減らして、最近は英語の勉強をしている。英語で議論できるぐらいになりたいと思っているので、日常会話では物足りない。文化について論じた英語で、しかも聴解能力が高められる物はないか。放送大学の教材の中で、CD付きの『耳から学ぶ英語』という本を見つけた。
 放送自体はすでに終了しているが、テキストとCDを利用し、辞書を引きながらなら、十分に学習することができる。全15回の授業は、五つのパートに分かれている。"Learning English by Listening"では、聴解能力を高める上で、語彙を増やすことの重要性が説かれる。"Pygmalion"では、ギリシャ神話のピグマリオンの物語が、教育学の話にまで発展する。"Stories and Dialogues"では、怪談やほら話、ユーモアな寓話などが紹介され、"A Real Speech"では、Appleの創業者スティーブ・ジョブズの講演を実際に聴く。偉業を成し遂げる唯一の方法は、自分がやることを愛することであり、それがまだ見つかっていなければ、探し続けるべきだという。それが見つかれば、歳月が過ぎるとともに、どんどんうまくいくようになる。安住してはいけないということが強調されていた。
 テキストの内容が面白い上に、多くの注釈がなされており、文法的な説明や、類義語の違い、聞き取りの練習などもついている。CD付きの放送大学の英語教材は、いくつか発売されているが、高校卒業レベルの英語から、講演を聞き取るまで聴解能力を伸ばしてくれるので、まず『耳から学ぶ英語』から挑戦してみるといいだろう。
 なお、各回には英語の歌のコーナーもついているが、これは放送が終了してしまっているので、説明を読むことしかできない。やむを得ないことではあるが。


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 00:31| Comment(0) | 語学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする