現在、AIが持てはやされているので、ChatGPTを試用してみた。無料版は一度に使用する回数に制限があるが、かなりの高性能であるのに驚いた。課題を与えると、専門的な内容でも詳しく説明してくれる。箇条書きにしてくれたり、エクセル用のファイルを作成してくれたり、プログラムまで書いてくれる。スマホ用のアプリもあるが、パソコンならブラウザで試すこともできる。2021年9月までの情報に基づいて、回答を生成しているのだという。
ChatGPTに対抗する形で、マイクロソフトもCopilotを始めた。Windowsのアカウントでログインし、Copilotをインストールする。こちらも無料版は一度に使用する回数に制限があるが、拡張用のプラグインが付属している。2023年10月までの情報に基づいて回答を生成しているが、検索を有効にすると、現在のWEBを利用して答えてくれる。引用先のリンクもついてくる。プラグインのSunoを有効にすれば、即興で音楽も作ってくれる。琉球音階のジャズの曲を求めたら、歌詞付きの曲をmp4ファイルで作成してくれた。難しい注文をしたら、時間がかかりますとお茶を濁され、作成してくれなかったが。個人利用なら、リンクを友人と共有することもできる。YouTubeにアップすることを含め、商業使用する場合には、月額24ドルの有料会員にならなければならないが。
機能面で比較すると、プラグインを無料で使える点で、Copilotの方が上のようだが、同じ質問をしてみると、ChatGPTの方が専門家による回答のようであるのに対して、Copilotの方は物知りの素人が答えているようで、核心を突いていない気がした。これはあくまでも、自分が使ってみた印象に過ぎないが。
ChatGPTもCopilotも、よく考えて使用すれば、非常に便利な道具なのだが、注意しなければならない点がある。例えば、会社で新製品の開発をしようとしていて、アイデアが消費者のニーズに合っているか尋ねたとしたら、その情報が外部に共有されてしまう。自分が書いた作品の評価を求めたら、それも学習されて外部に漏れてしまう。
レポートも書類も作ってくれるが、もし技能を習得していない若者が使用すると、頼り切ってしまって、AIなしには何もできない人間になってしまうだろう。大学の教員も提出されたレポートが、果たして本人が書いた物なのか、AIが書いた物なのか、学生を問い詰めない限り、区別できないのではないか。余りに上手に書けているので、学生を呼び出したとして、その学生がAIを使わずに書いていたとしたら、教師と学生の信頼関係は壊れてしまう。そうした事態を防ぐには、レポートではなく、教室での筆記試験にするしかないのではないか。
「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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