2024年07月18日

新聞というメディアの行く末

 安倍政権が大手新聞の経営者と会食するようになって、新聞記事、とりわけ政治関係の記事を読む気がしなくなった。かつては教師の多くが購読し、大学入学試験にも出題された某大手新聞の、政権に対する忖度と変節が顕著になり、新聞をほとんど読まずに、再生紙としてリサイクルするようになった。
 新聞というメディアに対する国民の不信感が増幅したこと、誰でも情報を発信でき、世界中のニュースをいち早く知ることができるSNSの流行により、若い世代は新聞ばかりか、テレビさえ見ないようになってきた。 
 そうした流れの中でも、東京新聞は事実をできる限り報道しようという良心が感じられ、購読を続けてきた。しかし、経費増大と購読者の減少は、新聞社の共通した悩みだったのだろう。東京新聞は夕刊の配達を、今年8月末日をもって終了する。隣接する県と三鷹市や立川市、八王子市など、23区以外の東京でも、夕刊は購読できなくなる。
 夕刊廃止の動きは、他の大手新聞にも波及しそうだ。生き残れるのは、政権からの圧力に屈せず、真実を発信し続ける新聞社だけだということを、各社は改めて自覚する必要がある。


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posted by 高野敦志 at 00:52| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする