徒歩二分だというが、塀の手前に空堀があった。神社の前を通ると、右手に浄土真宗の光圓寺があった。かつてここには、沢海代官所と旗本知行所の屋敷があったそうだ。
左手に駐車場と入口があった。松の巨木が並び、苔むした見事な庭木の間をくぐっていくと、瓦屋根と白壁の見事な門が見えた。これは名主の家どころじゃない。城門か何かのようだ。
母屋の座敷には囲炉裏があり、壁には見事な書がいくつも飾ってあった。ガラスケースの中には伊万里焼の見事な大皿が、床の間には良寛の漢詩が書かれた掛け軸も。黒地に木々や山を描いた見事な蒔絵の盆、大きな青磁の香炉なども。(つづく)
「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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