2024年06月20日

弥彦山から佐渡を望む(5)

 弥彦線はすいていた。二つ先の吉田止まりだった。何でこんなに区間が短いのか。吉田で越後線に乗り換えて、新潟駅に向かった。一時間近くもかかるらしい。荷物を背負って歩いたので、腰への負担を感じていた。寝不足だったこともあり、そのまま眠ってしまった。
 新潟駅に到着した。バスセンターカレーは、新潟市民に絶大な人気があるので、友人はぜひ食べたいと言っていた。ただ、もう三十分を切っているので、品切れで食べられないかもしれない。速足で向かったら、閉店の七時前に到着した。
 ぎりぎりだというのに、店は大いに賑わっていた。本来は立ち食い蕎麦屋なのに、お客の大半が食べているのは、カレーライスだった。並盛りで五百五十円なのだが、その量が半端ではない。ルーが大盛りで食べても食べてもなくならない。
 昭和時代のカレーのようで、マイルドでありながらスパイシーで、額に汗がにじみ出てくる。とてもおいしいので、食べ飽きるということがない。これで大盛りだったら、どれだけの量になるんだろう。こんなに満足できるカレーは久し振りだった。(つづく)


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posted by 高野敦志 at 01:14| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする