一時間後、弥彦線の燕三条駅に向かう。新幹線が止まる駅なのに無人駅である。ホームに下りると、かなり人が待っていた。電化されているが、二両編成である。ガラガラだったので座れた。田園地帯を単線のレールが延びている。田んぼばかりで、どこに山があるのかといった感じである。しばらくして、正面に山が見えてきた。列車はひたすら山に向かって直進する。あれが弥彦山だよと、友人が教えてくれた。
終点の弥彦駅に到着した。駅舎は瓦屋根に赤い柱で、神社の本殿のように見える。少し進むと、赤い大鳥居が目に入った。弥彦神社は越後国一の宮で、境内の広さでは、出雲大社に匹敵するのではないか。かつて地元では、弥彦神社を参拝しないことには、大人として扱ってもらえなかったという。(つづく)
「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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