2024年05月02日

リゾートビューふるさと(5)

 終点の南小谷(みなみおたり)には、午後二時四分に到着した。JR東日本の管轄はここまでである。以北は糸魚川までJR西日本の管轄で、非電化区間となる。列車も一日五本くらいしか走っていない。小谷村は川沿いの谷間にあり、商店が数軒ある程度。食堂は午後二時になるとしまってしまう。姫川にかかる新しい橋をトンネルにつなげる工事をしていた。
 折り返しの「リゾートビューふるさと」が、約一時間後なので、橋を渡って川沿いを歩いていった。南小谷駅には特急あずさが止まっていた。あれに乗れば早く帰れるのだが、青春十八切符が使えないから、今回は乗らない。川向こうの駅を眺めているだけだった。ちょっと退屈したので車道に出ると、小谷村郷土館の看板が見えた。入場料三百円を払ってみることにした。
 入口を入ってすぐ目に入ったのは、恐竜の足跡の化石である。足跡が三つ残っていたが、友人はそれを見て、鳥の足跡みたいだと言った。たしかに、鳥類は爬虫類が進化した動物だから、あながち誤りとも言えない。(つづく)


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posted by 高野敦志 at 01:46| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする