2024年03月23日

富士急ハイランドについて

 河口湖には何度も行ったことがある。そのたびに富士急ハイランドの横を通ったのだが、入ったことはなかった。先日、学生を引率して初めて訪れることになった。
 テロ対策なのだろう。入園には空港並みの身体検査が行われる。持ち物の中を開けさせられ、金属探知機でチェックを行う。購入したチケットと顔写真をリンクさせ、乗り物に乗るごとに、顔写真とチケットをチェックし、持ち物はロッカーに移動させられる。意図は理解できるのだが、客が乗り物に乗るまでに時間がかかり、大行列ができてしまう。大人気のジェットコースターFUJIYAMAは、150分待ちになっていた。
 FUJIYAMAは急上昇・急降下・急旋回・急加速・急停止の四大ジェットコースターだそうだが、年齢制限があって、65歳以上は乗ることができない。心臓や首、腰などに疾患がある場合も乗れない。さらに、ジェットコースターの「高飛車」などは、55歳以上は乗れないことになっている。
 工事現場には「安全第一」の標語が掲げられるが、富士急ハイランドでは「絶叫第一」がモットーとなっている。ただ、骨折者を出したジェットコースター「ド・ドドンパ」は、運休のまま廃止することが決まっている。これも「絶叫第一」の方針の弊害だったのだろうか。
 富士急ハイランドのもう一つの売りは、廃病院を利用した「戦慄迷宮〜慈急総合病院〜」である。4人一組で8000円もする。廃病院を利用したお化け屋敷なので、病院の時に亡くなった人もいただろうから、リアル・ゴーストに会えるかもしれない。値段が非常に高いし、お金を払ってまで悪夢の引き金になる体験はしたくない。フリーパスのチケットを持っていても、追加料金4000円を払わなければ、そこには入れない。
 三回乗り物に乗れるチケットを、学生と教師は受け取っていたが、学生の多くはFUJIYAMAに乗るために時間を費やし、短い滞在時間では乗り物に一つしか乗れなかった。僕は空いている乗り物ばかり選んでいたので、三つの乗り物を利用することができた。
 「3Dシューティング科学忍具道場」は、乗り物で移動しながら撃ちまくって点数を稼ぐゲーム。意外に面白くて夢中になり、撃つと同時に足踏みまでしてしまった。「リザとガスパールの空の旅」は、幼稚園児でも乗れそうなジェットコースター。カーブがきつくて最初はびっくりしたが、すぐに動きに慣れてしまった。三つ目の乗り物は「スカイサイクル」決まった軌道を自転車でこいで進む物。ペダルまでの距離が短く、足が長すぎてこぎにくかった。
 絶叫マシンが好きなら、富士急ハイランドのファンになるかもしれない。絶叫マシンはスリルを最優先しており、手の込んだ趣向は施されていない。


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 02:08| Comment(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする