2024年02月02日

MU1000をWindows10で動かす方法(5)

 MIDIファイルを再生するだけだったら、ヤマハのMidRadio Playerで十分なわけだが、MIDIの面白さは、MIDIファィルの設定をいじることなく、プレイヤーで一時的に楽器を変更して演奏させられるという点にある。ヤマハのXGworksは販売が終了しており、フリーのいいソフトはないかと探していたら、TMIDI Playerというのを見つけた。
https://www.vector.co.jp/soft/win95/art/se038910.html
 WindowsNTで動いていた古いソフトなのだが、Windows10や11でも問題なく動くことが分かった。インストールしたら、起動する前にMU1000をパソコンに接続して電源を入れておくこと。それが終わってから、TMIDI Playerを起動するようにする。ちなみに、MU1000などのハード音源を持っていなくても、WindowsにはデフォルトでMicrosoft GS Wavetable Synthというソフトシンセサイザーがインストールされているので、ハード音源なしでもTMIDI Playrtを使って、MIDIファイルを鳴らすことができる。
 TMIDI Playerを起動したら、「オプション」「MIDI設定」でポートを設定する。ポートAにはMU1000かMicrosoft GS Wavetable Synthを指定する。とりあえず、ポート1を指定しておけば音は出るようである。「エミュレーション」では、TMIDI Playerをどの音源に模倣して鳴らすか設定する。MU1000の場合は「使用している音源」も「デフォルト対象音源」もMU1000と入れておく。ヤマハのハード音源なら、ローランドのGSファイルでも、ヤマハの音源で擬似的にGS風に鳴らしてくれる。「使用している音源」がMicrosoft GS Wavetable Synthの場合は、「デフォルト対象音源」を、ローランドのハード音源SC-8850などに指定しておく。
 次に、「MIDIポートマッパー設定」で、「使用楽器」をMU1000やMicrosoft GS Wavetable Synthに指定する。「自動ポートマップ切替」では、ファイル制作に使用されたと思われるヤマハやローランドの音源をすべて指定しておく。
 設定が終わったら、実際にMIDIファイルを開くと、TMIDI Playerが音楽の演奏を始める。「ウインドウ」を「演奏モニタ」に指定すると、画面に使用している楽器名と、弾いている音の鍵盤などが表示される。MU1000にPLG150-VLやPLG150-PFなどのプラグインを装着しいる場合も、鳴らしている楽器の名前は表示される。
 さて、MIDIファイルをいじらずに、演奏している楽器を変える方法だが、Instrument(楽器)と書かれた下の数字をクリックすると、表示される楽器が変更され、実際に演奏に使用する楽器も変わる。同一のファイルで演奏する楽器が変えられるのも、MIDIの面白さの一つである。


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posted by 高野敦志 at 00:59| Comment(0) | コンピュータ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする