非常に多機能だった音源も、OSがWindowsXPになると動かなくなった。本来ならOSのバージョンアップとともに、サポートが継続されて然るべきだが、MIDIに対する需要がなくなっていったため、ヤマハはソフトウェア音源XG自体のサポートをやめてしまった。 したがって、危険を冒して裏技を使わない限り、XG規格のファイル再生は、ヤマハから発売された中古のハード音源を使用するしかないのである。
四半世紀前に購入したMU1000は、十年以上も電源を入れずに放置していたが、Windows10や11でも動かせることを知り、懐かしさとともに、過去の技術となりつつあるMIDIに、再び興味を持ったわけである。
ところで、MIDIへの関心を失っていたため、大量に保持していたMIDIファイルの行方が分からなくなっていた。すぐに見つかったファィルは、個人が趣味で制作したもので、必ずしも技術的に優れていないため、いかにも機械的で味わいが乏しかった。プロが制作したMIDIファイルは、実際の演奏に近いほどの技術的な高さがあるのに。
MIDIファィルの制作には、DTMのソフトウェアで、手作業で打ち込んでいくものと、MIDI機能を搭載した鍵盤で、演奏した情報をファイルに記録する方法がある。前者であっても、エフェクトを巧みに使用すれば、実際の演奏に近い音が出せるのだが、やはりプロの演奏によるファイルにはかなわない。(つづく)
「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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