では、天蓋の外はどうなっているのか。それに関しては諸説があるが、小惑星のようないびつで細長い形をした星であるとか、フラットアースというのは、クレーターの中が平らであることを示すに過ぎず、巨大な星のクレーターの外側には、球体の陸地が続いているとか。太陽や月も天蓋の内側にあり、夜空に見える星は天蓋に張り付いたプラズマなのだという。
ロシアの軍人が南極の研究者と交わした話によると、天の氷というのはマイナス100度ほどの超低温で、青い色をしている。青い氷は巨大な壁で、天まで続いているからこそ、天の氷と名づけられたのだろう。天の氷は水になることがなく、温度が上がると、直接気体になってしまう。空の色が青いのは、天の氷が青いからだという。
天の氷でできた壁にトンネルを掘ろうとしたが、掘り進めるうちに、入口が狭まって掘削機械を外に出せなくなり、あきらめて放置すると、トンネル自体が消滅してしまったらしい。天蓋には自己修復の性質があるということだろう。天の氷については、以下のリンク先のビデオを参照した。
https://twitter.com/SilverFoxINJAPA/status/1635208362014175235?s=20
「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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