ウェイン・ショーターに関しては、僕はあまり詳しい方ではない。彼のアルバムとしては、《ナイト・ドリーマー》や《スピーク・ノー・イーヴル》など、まだ30代前半の頃のアルバムしか聴いていない。感情を抑制した、クールでミステリアスな音像空間を、作り上げるのを得意としていたようである。
実を言えば、ウェイン・ショーターの演奏を、初めて聴いたのは、今述べた二つのアルバムが最初ではない。1990年にNHKで放送された『銀河宇宙オデッセイ』は、幼い頃から星空に憧れていた自分に、宇宙の神秘を伝えてくれたドキュメンタリーで、そのサウンドトラックを担当したのが、HARUこと、高内春彦氏である。
高内氏がウェイン・ショーターに「宇宙のM星雲から来た宇宙人ですが、一万年以上前、前世の前世で友達だったので、是非再会したい」と手紙に書き、会いに来たウェイン・ショーターは「一万年ぶりだな」と言ってくれたという。宇宙の神秘を表現するのに、クールな彼の音が必要だと感じたのだろう。
ウェイン・ショーターが演奏するサックスは、宇宙への思いを掻き立てるもので、番組終了後、すぐにCDを買い求めて愛聴した。とても素晴らしいアルバムで、Amazonでの評価も高いのだが、現在は中古でしか手に入らない。この機会に再販、または配信で、多くの人に聴いてもらいたい。
「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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