今回紹介するアルバム《ゴー GO》は、デクスター・ゴードンの叙情的な側面が前面に出されている。1曲目はチーズ・ケーキ Cheese Cakeは、チーズケーキという文字通りの意味ではなく、美女を表す俗語の方で、素っ気ない態度を取る女性への、綿々とした思いを表しているようである。
2曲目の涙の乾くまで I Guess I'll Hang My Tears Out To Dryは、悲哀を美しく演奏することで、癒されていく過程を表しているのだろうか。3曲目のセカンド・バルコニー・ジャンプ Second Balcony Jumpは、感情を抑制してクールを装っているのか。4曲目のラヴ・フォー・セール Love for Saleは、ラテン音楽のムードが漂うリズミカルな名曲。タイトルを直訳すると、愛を売り出しているみたいだが、恋人がほしい、渇愛の音楽なのだろう。
5曲目のどこにいるの? Where are You はこのアルバムで最も美しい曲。愛する相手を探しているようだが、希望は失っていない。愛されるよりも愛することの方が尊いことを、教えてくれているのか。6曲目の午前三時 Three O'clock in the Morningは、ワルツで一晩中踊り続ける歌が元になっている。くたくたになりながら、離れられない二人をユーモラスに表現している。
「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
https://podcasts.apple.com/jp/podcast/qing-kong-wen-ku-no-zuo-jia/id504177440?l=en
https://twitter.com/lebleudeciel38
Telegram
https://t.me/takanoatsushi
GETTR
https://gettr.com/user/takanoatsushi

にほんブログ村

人気ブログランキングへ
ランキングはこちらをクリック!
Twitter、facebookでの拡散、よろしくお願い致します!