2023年02月25日

葛西臨海公園を破壊する小池都政

 明治神宮外苑の森が、再開発を口実に伐採されようとしている。都民の心の憩いとなってきた自然が、小池都政の意向だけで破壊されようとしていることに、心を痛めている人は多い。
 ところが、今度は葛西臨海公園に、小池都政の魔の手が伸びようとしている。東京オリンピックでの破壊を、かろうじて免れた臨海公園を、何と太陽光パネルを敷き詰めるために、破壊しようとしているのである。当初は水族館全体を廃止し、解体する予定だったが、廃止を淡水水族館にとどめる代わりに、千数百本もの樹木を伐採するというのである。更地にした跡地には、太陽光パネルを敷き詰めるというのである。
 葛西臨海公園は現在の光景をすっかり変え、無機質なパネルを敷き詰めた不毛な地に姿を変えるのである。しかも、台風や高波の影響を受けやすい海岸線に、太陽光パネルを敷き詰めるのには、大きな危険を伴う。北海道のえりも町では、太陽光パネルが大量に吹き飛ばされて、廃棄物の山となっている。壊れた太陽光パネルは、汚染物質の山である。同様のことが起これば、公園跡地は汚染された廃墟のようになる。
 小池都政は、観光地として海外にも知られた築地市場をつぶした。今度は神宮の森と葛西臨海公園を破壊しようとしているのである。都内では新築の家屋に、太陽光パネルの設置を義務づけるという暴挙も打ち出した。一般住宅が火災になった場合、屋根に太陽光パネルがあると、感電の恐れがあるため、消火活動が行えないにもかかわらず。東京で大地震が発生しても、消火活動が行えず、市街地の大半が焼失する恐れがあるのだ。
 なぜそれほどまでに、太陽光パネルにこだわるのか。その背景には、日本全体にはびこる利権と癒着の疑いがある。太陽光パネルの大半は、中国で生産されている。日本に売り込みたい中国企業と、それを推奨する都政との間に、不明朗な関係がないと言えるのだろうか。
 太陽光発電が樹木を伐採し、土地を削ることにより、鬼怒川の堤防決壊や、熱海の土砂崩れを起こしたことが指摘されている。再生可能エネルギーという美名に騙されて、すでに全国各地の野山が、無機質な太陽光パネルに占領されている。過密化した都内の数少ない憩いの場所が、大規模に破壊されつつあることを、日本全国に訴えるだけでは、開発の魔の手は止まらないだろう。海外のマスコミにも情報を流して、外圧をかけることによってしか、小池都政の暴挙は止められないだろう。


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2023年02月24日

小説「大空を飛びたい」(ePub)

 幼い頃から空を飛びたいという夢を持っていた。飛行機や気球を操縦するのは無理でも、パラグライダーなら挑戦できると思った。河津桜が咲く頃、僕はついに大空を飛んだのだが……。
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 firefox(https://www.mozilla.org/ja/firefox/new/)にもプラグインのEPUBReader(https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/epubreader/)があり、縦書きやルビなどにも対応しています。
 EdgeではePubは開けなくなりました。

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2023年02月23日

ますむらひろしの『銀河鉄道の夜 初期形[ブルカニロ博士篇]』(2)

 ブルカニロ博士が現れ、それまでに見た映像は、すべて博士の実験によって、ジョバンニが見させられた夢だということが分かる。ジョバンニが勇気付けられたところで、初期形[ブルカニロ博士篇]は終わり、カムパネルラが川で水死したかどうかは定かではない。
 四次稿では、カムパネルラがいなくなると、ジョバンニはすぐに目を覚ます。黒く大きな帽子をかぶった学者や、ブロカニロ博士も登場しない。その方が物語の構成としてはすっきりしており、読者に想像するための余地が残されている。
 ただ、四次稿で削除された部分は、多少理屈っぽくなるものの、『銀河鉄道の夜』を理解する上で重要な表現を含むので、角川文庫版では四次稿にその部分を挿入するという折衷案を採ったのだろう。ただ、折衷したために、ブロカニロ博士が現れて目を覚ましたという前提が崩れ、ブロカニロ博士と話したことまでが、夢の中の出来事になってしまっている。
 なお、ますむらひろしは初期形や最終形に飽き足らず、赤旗日曜版に『銀河鉄道の夜 四次稿編』の連載を始め、第二巻まで刊行している。更なる挑戦によって『銀河鉄道の夜』の結末が、どのように表現されるか楽しみである。四次稿編と銘打っているので、削除された部分は表現されないものと思われる。ただ、その部分をあえて挿入した角川文庫版のように、四次稿では省略されていると断った上で、再度その部分も表現してもらいたい気もする。


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