まだ僕が20代の頃、友人たちと訪れた時は、だだっ広い芝生の緑地が広がっていること、サイクリングロードを自転車で乗り回したことぐらいしか印象に残らなかったのだが。
先日、昭和記念公園に紅葉を見に行こうと誘われたとき、「あれっ」と思ってしまったのはそのためである。インターネットには、昭和記念公園のイチョウ並木と、日本庭園のライトアップが宣伝されているが、一昨日の日曜日に訪れた時には、すでにイチョウの多くは落葉していた。日本庭園のライトアップは、神秘的かもしれないが、公園の入場料450円のほかに、ライトアップした庭園の入場料1200円(WEBなら1000円)が必要となる。
雲一つない青空に恵まれて、青梅線西立川駅公園口を出ると、正面に昭和記念公園が広がっていた。暖かい昼下がり、売店で焼きそばとつくね団子を買って、水鳥の池に浮かぶボートを眺めながら、空腹を満たすことにした。青空の下で食べると、おいしさが増すというのは本当だ。
その後、友人と公園の中を巡ることにした。イチョウの多くは落葉していたが、目指す日本庭園は、日中は追加料金を取られることがない。大したことないだろうと、高をくくっていたのだが、本格的な日本庭園で、配置された岩や池の大きさにも驚かされた。
池をまたぐ橋も、嵐山の渡月橋をイメージさせる。モミジが赤く色づいて、青く澄んだ青空にくっきりと映える。池の水面は鏡のように、対岸の緑やモミジの赤を浮かびあがらせる。これはと思う光景を写真に収めながら、時が経つのも忘れて、日が傾くまで池の畔にとどまった。
「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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