耳だけは猫のままで、服を着た猫人間ができて、社会を近代化したので、高層建築が建ち並ぶ現代の水準まで引き上げた。
これで当初の目的は果たしたとして、博士は猫人間の星を去ることになった。住民の代表が、お礼として銅像を造ったので見てほしいと言った。
博士はぎょっとした。そこに建っていたのは自分の物ではなく、助手のロボットの銅像だったからである。所詮、猫を文明化しても、私の偉大さは理解できないんだと、博士はぼやく。実際に活動したのは、ロボットの方なのに。これは「博士とロボット」という作品と同工異曲である。
「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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