2022年11月26日

星新一の「3つの願い」

 男が氷結した湖に穴を開け、釣り糸を垂れていると、奇妙な壺が引っかかった。中から三つの願いを叶えてくれるロボットが出てきた。アラジンの魔法のランプから出てくる魔神の、ロボット版みたいである。
 男が魚を出してくれと言うと、ワカサギが一匹出てくる。でかい魚と言うと、両手で支え持つほどのイトウが出てきた。最後に、この湖で一番大きな奴と言うと、巨大な怪魚が出てきて、湖の氷が割れて投げ出されてしまった。
 教訓としては、願いはほどほどにすべきだということだ。僕が子供の時に好きだった「金の魚」も同様の話で、助けた金の魚におじいさんが願い事を言うと、新しいたらいが出てくる。おばあさんにそそのかされて、次に新しい家、貴族の生活、最後には海の神さまになることを願うと、元の木阿弥に戻るという話である。


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 03:39| Comment(0) | 文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする