男は他人の未来を読むのに疲れ果てた。「俺の未来を教えてくれ」と絶叫すると、地震が起こって驚く。このドラマを見て、小泉八雲の『日本の面影』所収「占の話」を思い出した。いくら他人の運命を読むことができても、自分の未来は分からないというもので、「占師身の上知らず」という諺で、その話は締めくくられている。
ただ、易学家の高島嘉右衛門は、占いを商売にすることを戒めていた。自身の死期も悟っていたという。未来が見える人間は、それに見合う精神力も必要である。生半可なことを口走って、金もうけしている大道易者には、自身の未来など怖くて見られないのだろう。
「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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