2022年11月02日

星新一の「プレゼント」

 地球では核戦争が勃発していた。大気圏外から見ていた宇宙人は、「心を込めたプレゼントを受け取るがいい」と言って、謎の立方体を投下する。
 中からリスのような巨大生物が出てきて、地上を闊歩し始める。それに対して、当初は覇権争いを続けていた人類も、力を結集すべきだという声が上がり、一致団結して怪物退治に当たる。
 宇宙人は核戦争が収まったのを見て、プレゼントが功を奏したと喜ぶ。平和の使者として愛玩動物を送ったつもりらしい。ただ、宇宙人にとって可愛くても、人類にとっては脅威だったので、退治されてしまったのである。
 宇宙人と人類とでは、考え方も感性も異なるから、誤解は避けられない。とはいえ、結果的には核戦争は収まったわけで、「終わり良ければすべてよし」というのが、このアニメの教訓なのだろう。


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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posted by 高野敦志 at 02:43| Comment(0) | 文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする