一人になった博士は、ようやくロボットに仕事を命じる。日記を書くのが謎のロボットの正体だったのだ。ロボットに日記を書かせているなど、人には恥ずかしくて言えないというのだ。
日記を書くことの重要性に気づいているだけでも、博士は人間的である。現代の人間は、メールしたり、写真を撮ったりはするが、その日に何をしたかという記録を取っていない。時間が経てば、ほとんどの出来事は闇の中に消えてしまう。自身の記憶を持たなければ、生きてきたという時間の感覚も得られない。刹那的に生きて、現在しか持たなければ、ロボットと大して変わらないではないか。
「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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