魔法というのは、カバラのことである。ユダヤの神秘主義で、「生命の木」というのは曼荼羅のようなものである。宇宙生成のしくみや人体に流れるエネルギーを図示している。魔法には白魔術と黒魔術があり、白魔術が人々を助けるために行うのに対し、黒魔術は利己的な目的で行う。儀式の形は同様であっても、利他的な意識のない人間が行うと、邪悪な精霊、悪魔が近づいてくる。
部屋に戻って面白半分で呪文を唱えていると、目の前に本物の悪魔が現れる。悪魔の周りには円がある。これは結界を表す魔法円であって、その内側は築いた側の勢力圏である。通常は魔術を行う側が魔法円の中に入っている。主人公の男は魔法円を築くことなく、悪魔を呼び出してしまう。悪魔は生贄を探していたと言って、自身の魔法円の中に男を連れ込み、この世から連れ去ってしまう。
男が行方不明になったので、家主は古本屋に魔法の本を売りに来る。その本は興味本位で魔術を行う人間を待ち構えている。魔法自体に興味がなくても、有名人になりたいと思っていると、向こうから近づいてくる。しかし、魂を売り渡すようなことは、決してしてはならない。芸能人やスポーツ選手の多くは、地位や名声のために悪魔と契約を結んでいるらしい。
人類を操る秘密結社「カバール」というのは、ユダヤ神秘主義の「カバラ」に由来するが、悪魔崇拝のために生贄を犠牲にする黒魔術を行っているという。これらは陰謀論で一括りにされているが、その存在は一般人にも知られつつある。
「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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