成功報酬で手付金も要らないというので、男はライバル会社の社長の殺害を依頼する。しばらくして、本当に心臓発作で死亡したので、約束通り報酬を支払ってしまう。
実は、女は看護師だった。持病持ちで死期が迫った人物を探し出し、その存在を邪魔だと感じている相手に、殺し屋だと称して殺害の注文を持ちかけ、実際は持病で死んだにもかからず、呪い殺したとして報酬を受け取っているというわけだ。
呪い殺すと言っても、何もせずに報酬を受け取る看護師は、職業上で知った情報を悪用して、金を騙し取る詐欺師に過ぎない。呪いなんてその程度のものだよ、と作者はあざ笑っているように見える。本当の呪いとは、そんなものではないと思うのだが。
「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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