この世界に存在するのは振動だけである。静止しているものは何もない。あらゆる物が動き、振動しているのである。つまり、宇宙全体がエネルギーだということだ。密度の高い振動状態では光となり、低い振動状態では物質として現れる。仏教では地水火風の次に来るのが空である。空というのは何もないということではない、振動であり、エネルギーであり、光の状態を表している。
時間というものも幻想で、実際には過去、現在、未来がまさにこの瞬間に起こっているのである。この瞬間の中に過去、現在、未来が分かちがたく結びついているわけだが、現象の中では過去、現在、未来の順に起こるように思ってしまう。現象にとらわれている人間から見れば、時間が実体あるものとして、一方に流れていると感じるのだが、実際には、エネルギーの振動が存在しているだけである。
では、エネルギーの振動が、世界として感じられるのはなぜが。振動を現象としてとらえるのは、人間の意識である。意識が振動を物質として認識させているのである。それが肯定的、否定的のいずれの姿をとるかを選択しているのも意識である。
過去、現在、未来が結びついているからこそ、意識は過去の影響を受けると同時に、現在において未来を選択しているのである。ただ、実際には、多くの意識が存在しているので、必ずしも個人の望むようには、未来は生起しない。多くの意識が望むように、エネルギーは物質化するからである。
「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
https://podcasts.apple.com/jp/podcast/qing-kong-wen-ku-no-zuo-jia/id504177440?l=en
https://twitter.com/lebleudeciel38
Telegram
https://t.me/takanoatsushi
GETTR
https://gettr.com/user/takanoatsushi

にほんブログ村

人気ブログランキングへ
ランキングはこちらをクリック!
Twitter、facebookでの拡散、よろしくお願い致します!