実際に目にした物以外に、新聞記事がアイデアとなることもある。違法建築の取り締まりが厳しい東京で、あえて違法建築の中で殺人を犯し、違法建築を撤去することで、犯行現場を消すというトリックが用いられた。また、書道教授といった、一見犯罪と無縁である職業の人が、もし犯罪をするとしたら、どんな犯罪をするかで発想したりする。
自身が目にした風景と新聞記事を眺めていても、なかなかアイデアに結びつくものではない。電車に乗る、蒲団や風呂の中で、無心になったときに、ふと思い浮かぶことが多いという。
作家という職業は、満足した状態では成り立たない。悪妻に対する怒りなどが、小説の因子となり、この境涯から抜け出すために、想像の世界を作り上げることになる。その具体例として、森鴎外などが挙げられていた。
なお、松本清張の小説作法に関しては、江戸川乱歩・松本清張共編『推理小説作法』所収の「推理小説の発想」の中でも、詳しく解説されている。
「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
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