2022年08月28日

キツネみたいなサブ(1)

 サブはお隣の引っ越しでもらわれてきた犬だ。茶色い毛並みの美しい、ほっそりしたオスの柴犬だった。自分が捨てられたと思ったのか、サブはどこか寂しげな犬だった。大声で吠えるってこともしなかった。鳴くことさえ遠慮しているみたいだった。
 小学三年生の僕にも、サブはリードをぐいぐい引くことをしなかった。勝手に走り出したり、急に立ち止まったりなんかも。しつけがされていたというより、我を主張するってことがなかったのだ。だから、僕の方が引っ張った。おい、早くこっちに来いみたいに。自分がいじめられていたから、弱い者に当たったりしていたのかな。
 散歩に連れ出すと、道行く人にキツネなの? ってよく聞かれた。顔が細長くて、口の周りが黒く、全身の毛並みは稲穂のようにつややかだった。おまえはもっと、自分の容姿に自信を持って、堂々と歩いていれば良かったんだ。そうすれば、可愛いお嬢さんに見そめられただろう。毛皮のマフラーにされてしまったかもしれないが。
 ただ、サブは大人しいだけの犬じゃなかった。くんくん鼻を鳴らして、妹のことを追っかけ回していた。あいつはまだ幼稚園児だったから、お嬢さんなんてもんじゃなかった。好きでもないスカートはかされて、自分の意のままにならないと、怒るか大声で泣き出すばかりだったが。(つづく)


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
https://podcasts.apple.com/jp/podcast/qing-kong-wen-ku-no-zuo-jia/id504177440?l=en

Twitter
https://twitter.com/lebleudeciel38

Telegram
https://t.me/takanoatsushi

GETTR
https://gettr.com/user/takanoatsushi

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村



人気ブログランキングへ







ランキングはこちらをクリック!


Twitter、facebookでの拡散、よろしくお願い致します!
posted by 高野敦志 at 01:07| Comment(0) | 文学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年08月27日

コンピューターの帯電について

 Dellのノートパソコンが、起動しなくなった。黒い画面のままで、中では作動する音がするのに、Windowsが立ち上がらないのだ。そんな場合、真っ先に疑うべきなのは、パソコンの帯電である。スイッチも切れないのであれば、すべての機器を外し、バッテリーも外して放電する。ほどなく完全に停止したら、改めてスイッチを押すと、起動することが多い。
 旧式のDellのノートパソコンは、簡単にバッテリーが外せたのに、最近のDellのノートパソコンは、裏面のねじをすべて外し、ふたを開けたら、ねじで固定されたバッテリーを外さなければいけない。それなのに、ねじがバカになっていて、一部のねじがどうしても外れない。下手をしたら、ケースを壊してしまいそうだ。普通の人がパソコンの内部をいじれないように、改悪したとしか思えない。
 そのまま放置しても、作動が続いている。そこで、ネットで検索したら、スイッチを30秒押し続けると、放電できるという記事を見つけた。スイッチを20秒ほど長押ししたら、待機電力が放電されたのか、Windowsが立ち上がった。これからは帯電を防ぐために、バッテリーがいっぱいになったら、コードを外して、余計な電気がパソコン内にたまらないようにしよう。


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
https://podcasts.apple.com/jp/podcast/qing-kong-wen-ku-no-zuo-jia/id504177440?l=en

Twitter
https://twitter.com/lebleudeciel38

Telegram
https://t.me/takanoatsushi

GETTR
https://gettr.com/user/takanoatsushi

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村



人気ブログランキングへ







ランキングはこちらをクリック!


Twitter、facebookでの拡散、よろしくお願い致します!
posted by 高野敦志 at 03:31| Comment(0) | コンピュータ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年08月25日

ハザール帝国について

 ハザール帝国は7世紀から10世紀にかけて、カスピ海北岸、コーカサス地方、ウクライナにかけて存在した遊牧民族の国で、古代中国人は突厥可薩部と呼んでいた。
 民衆の多くはイスラム教徒だったが、キリスト教の東ローマ帝国と、イスラム教のペルシャ帝国にはさまれ、支配層はユダヤ教に改宗したとされる。ただし、それは表面的であって、生贄を捧げる悪魔崇拝を行っていたとされる。世界の支配層がいまだに人身御供を行っているのは、支配層のユダヤ人がハザール系で、悪魔崇拝を行ってきたからだとされる。
 現在、ユダヤ人と言われる人達の90%はハザール人であり、古代イスラエル王国を築いたユダヤ人は、セム系の民族であって、ユダヤ人と言われる人達の10%程度だとする説がある。現在、イスラエルを支配している民族の大半がハザール人だとすると、パレスチナ人が居住していた地に、第二次世界大戦後にイスラエルを建国した根拠が曖昧になってしまう。
 ウクライナとロシアの戦争の長期化を、世界の支配層は狙っている。それは戦争によって金儲けする武器商人だからである。イスラエルとパレスチナの紛争は、とどまることを知らない。現在のイスラエルが安住の地でないとすると、ハザール系のユダヤ人は、先祖の土地を死守する必要性を感じている。世界の支配層がこぞってウクライナに肩入れするのは、そのためだという。
 現在のウクライナは、ナチス思想が蔓延している。ソビエト連邦時代に支配層となったロシア人への憎悪があるだけではなく、ナチスドイツに協力した歴史があるからだという。現在のゼレンスキー大統領はユダヤ人であり、対ロシア戦争の長期化を狙っている。そのため、ウクライナ人はゼレンスキーに対する反感を抱いており、イタリアのムッソリーニのような最期を遂げる恐れすらあるという。


「青空文庫」の作家、高野敦志の世界
https://podcasts.apple.com/jp/podcast/qing-kong-wen-ku-no-zuo-jia/id504177440?l=en

Twitter
https://twitter.com/lebleudeciel38

Telegram
https://t.me/takanoatsushi

GETTR
https://gettr.com/user/takanoatsushi

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村



人気ブログランキングへ







ランキングはこちらをクリック!


Twitter、facebookでの拡散、よろしくお願い致します!
posted by 高野敦志 at 02:25| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする