2022年08月31日

9月になったら

 Q関連の情報を、TwitterやTelegramで得ている人は、何が起きるか知っているだろう。日本政府が実は株式会社で、日本がアメリカ軍の統治下にあることは、すでに知られていると思うが。
 イギリスのエリザベス女王崩御の情報は、何度も流れているが、日本のマスコミは一切報じていないようだ。エリザベス女王の崩御をきっかけに、世界中の軍隊が動くことを恐れているのか?
 9月11日から14日まで、銀行からお金が下ろせなくなるという情報が流れている。これはアメリカの銀行だけなのか、日本の銀行も含めた世界的な動きなのかは不明である。
 何が始まるのか、アメリカの情報を見ていこう。日本はDSの巣窟なので、その影響が目に見えて明らかになるのは、世界の中で最後なのだそうだ。


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2022年08月30日

キツネみたいなサブ(3)

 サブがもらわれてきて、二年ほど経った頃だ。どうも様子がおかしい。時々苦しそうにあえいでいるので、母と僕は一緒に、休み休み歩かせながら、動物病院に連れていった。初老の獣医はサブの頭を撫でながら、いい犬だと言った。毛並みがきれいだし、温和な性格で、吠えたり泣き叫んだりもしない。
 これはフィラリアですねと言って、獣医はガラス瓶にたくさん詰められた、白いミミズみたいな虫を見せてくれた。蚊に刺されることで、犬の血管に入り込み、成長して心臓に詰まると、宿主の犬を殺してしまうのだ。
 手術するって方法もありますが、あとは生きられるだけ生かすんですね。今だったら大金がかかっても、犬猫の命を救うのだろうが、当時は動物を手術するなんて、金持ち以外には考えられなかった。サブの場合も、成り行きに任せることになった。
 数週間後、サブがひどくあえいでいるので、獣医に往診に来てもらった。注射を打ってくれたが、一時凌ぎに過ぎなかった。今夜が山かもしれないと言うので、獣医に預かってもらうことになった。車の荷台に乗せられたサブは、寂しそうな目でじっとこちらを見ていた。これが最後の別れになることに、本能で気づいていたからだろう。


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2022年08月29日

キツネみたいなサブ(2)

 サブがつながれていたのは、ブロック塀に囲まれた、階段横の一郭だった。その上にトタン屋根をつけて、父が犬小屋としたのだった。夏は涼しくていいかもしれないが、冬は体を丸めても寒かったことだろう。屋外に鎖でつなぐなんて、今から思えば残酷な気もするが、当時は番犬は皆、そうやってつながれていた。
 サブにとっての楽しみは、朝夕の食事と散歩の時間だった。それ以外はブロック塀に囲まれた犬小屋の中。外はいい天気で、子供たちのはしゃぐ声も聞こえるのに、どうして薄暗い小屋の中にいなきゃいけないんだ。
 そのとき、サブはブロックの壁に、通気口が開いていることに気づいた。サブは首を突っ込んでみた。ああ、よく見える。声も聞こえる。これで日がな一日、ふさいでいることもない。そう思ったとき、首が抜けないことに気がついた。しかも、きつくて助けを呼ぶこともできない。
 サブは首かせをはめられた、罪人みたいな姿で、ブロックの穴から頭を出していた。恥ずかしいやら、情けないやらといった顔して。犬小屋の方に回って、サブの体を引っ張ろうとしたけれど、がっちりはまってびくともしない。母に助けを求めに行ったが、どうしたらいいか分からない。
 そこで、父が勤める学校に電話してもらったら、そんなことで、仕事中に電話してくるな! って母は一喝された。それでも、サブが可哀想になったんだろう。ブロックの端を、金槌で少しずつ崩していけばいいと教えてくれた。おかげでサブは、首かせの晒し者から解放された。(つづく)


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